青春時代を過ごした母校、枕崎中学校を訪れた山崎さん。
この日は後輩を前に講演を行います。
演題は「夢に羽ばたけ」です。
熱心に耳を傾ける後輩を前に、山崎さんの話も次第に熱を帯びてきます。
「努力は実る、夢は叶う。」
夢を持つことの大切さと素晴らしさを熱く語る山崎さん。
それは、自分自身への問いかけであり、誓いでもありました。
感謝を込めて「夢一」を届けた今回の旅。
最後の一人は、奥さんのキミ子さんでした。
同じ枕崎出身で、同い年のキミ子さん。
しかし、二人の結婚生活はけして楽なものではありませんでした。
結婚式翌日から山崎さんは土俵に上がり、新婚旅行には結局行けませんでした。
二カ月に一度は地方巡業。
身寄りがない東京での子育てに不安になることもありました。
それでも二人三脚で乗り越えてきた36年間。
思い返せば幸せでした。
しばらくは夫婦水入らずの生活をしたいという山崎さん。
奥さんと一緒に台所に立つ機会も増えることでしょう。
三十六代木村庄之助こと山崎敏廣。
第二の人生に軍配を上げるため、夢の続きという土俵にようやく上がったばかりです。
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