2023年9月22日放送

SDGsウィーク『空き家を利活用した料理処 和(なごみ)』

KKBでは9月18日から24日にかけて「SDGsウィーク」を設定し、各番組で気候変動をテーマとする特集を放送しています。 ということで、「ですです。」では気候変動によるゲリラ豪雨や台風で倒壊のおそれがある「空き家」について特集でお送りしました。 まずは空き家の状況について、鹿児島県庁の住宅政策室住宅企画係の方に伺いました。居住世帯が長期にわたって不在になっていたり、利用目的のない空き家が鹿児島県は全国の中で特に多いそうです。空き家を放っておくと台風などで倒壊したり、老朽化で屋根や外壁が落下したり、他にも放火や不法投棄の心配などさまざまな問題が発生してしまう原因になります。早い段階から「空き家」にならないよう親族で話し合うなど対処が必要です。 そんな「空き家問題」で注目を集めているのが、空き家の利活用です。実際に利活用されたケースがあるということで、南九州市頴娃町にある「料理処 和(なごみ)」を訪ねました。築70年以上の祖父母の家で、板前歴26年の店主が1か月の後半の半月、出身である埼玉からこちらの店舗に出向きお店を切り盛りしています。 空き家状態の家に最初に目をつけたのは母のえち子さんでした。7年前に趣味の料理をふるまう為に実家を利活用して飲食店をはじめ、現在は息子さんが懐石料理を完全予約制の1組限定で提供しています。旬の食材をふんだんに使い、すべてがメイン料理のように作り上げられている懐石料理は豪華絢爛!季節によって内容が変わりますが、「マツタケの土瓶蒸し」、「サワラとトウガンのフカヒレ餡掛け」などのおまかせコースを税込み5,500円で頂けます。 木のあたたかみ、隙間風で懐石料理の飾り葉が揺れるなど、昔ながらの家だからこその雰囲気がこのお店の料理とも合っていると話していました。想い出の祖父母の家でお料理を出してお客様が賑わう姿は、以前親戚で集まり過ごしたひと時とも似ていて、そんなアットホームなあたたかい空間で頂く本格的なお料理の数々は逸品です。 みなさんもぜひ訪ねてみてください♪(^^)

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