認知症キッズサポーター養成講座を開催するそうですね?
講座では、認知症についてわかりやすく学ぶことができます。認知症の人の気持ちを理解し、どんな風に接したら良いかを楽しく学びます。対象は小学4年生から6年生の皆さんです。鹿児島市は現在、人口における65歳以上のお年寄りの割合は29%を超え、高齢化がますます進んでいます。これからの鹿児島市を担う子供たちが、高齢者との接し方を学ぶことはとても大切なことです。講座に参加して、夏休みの自由研究にしてみませんか?
森さんは、認知症についてお話をお聞きしました。
老化によるもの忘れと認知症の違いは?
老化によるもの忘れは体験の一部を忘れる。朝ごはんを食べたことは覚えているけれど、何を食べたかは思い出せない。ヒントがあれば思い出せる。
認知症の人のもの忘れは、体験そのものを忘れてしまう。朝ごはんを食べたこと自体を忘れてしまい、まだ食べていないと訴える。などの違いですね。他にも時間や月日がわからない、場所が分からなくなる、人が分からなくなるなどの症状がおこります。
子どもたちは認知症の方にどう対応したらよいですか?
普段から知っている方であれば、これまでと変わりなく「こんにちは」と挨拶したり、ゆっくり話す、相手の目を見て話す、といったコミュニケーションの工夫も大事ですね。もし、外にいるときに「あれ?心配だな」と思うような高齢者の方がいたら、近くの大人に知らせてほしいと思います。
いま、鹿児島市では認知症への理解を進めるため、様々な取組をしています。「認知症キッズサポーター養成講座」もそのひとつです。この講座に参加して、認知症について正しく理解し、認知症の人を温かく見守る「認知症サポーター」になることは、高齢者との関わりを深める第一歩になります。ぜひ参加してください。
[認知症キッズサポーター養成講座]
日時:8月3日(日)10:30〜12:00(受付10:00〜)
会場:センテラス天文館(6階 センテラスホール)
対象:鹿児島市内に住んでいる、または通学している小学4〜6年生
参加費:無料
申し込み:ホームページの申し込みフォームまたはファックス
締め切り:7月31日(木)