影響は駅弁にも 熊本地震による九州新幹線の一部区間の運休 鹿児島
最大震度7を観測した熊本地震から9日。
現在も九州新幹線の一部区間で運休が続いています。
現在の運行状況を見てみます。
博多ー鹿児島中央までの全線のうち運行を再開しているのは博多ー熊本間。
熊本ー鹿児島中央間はいまだ運休が続いていますが、7日からは新水俣〜鹿児島中央間の運行が再開されます。
ただ、熊本ー新水俣間は地震の被害が集中していて防音壁の落下や高架橋の損傷などが200カ所以上確認されていて、JR九州は今月中の運行再開は困難としています。
新幹線の運休で打撃を受けているのが観光関連産業。
新幹線利用客を惹きつける駅弁。
その提供事業者にも暗い影を落としています。
レーンを次々と流れていくおいしそうな駅弁。
出水市の松栄軒が作る駅弁は鹿児島黒豚など九州の食材にこだわっていて関西や関東にも多く出荷されています。
【松栄軒 松山幸右 代表取締役社長】
「新幹線が止まりましたので鹿児島中央駅と熊本駅の販売がまるまるなくなった。(売り上げは)10%から15%ぐらいの影響を受けていると考えています」
JR出水駅に隣接する物産館。
いつもは松栄軒の駅弁が5種類ほど棚一杯に並びますが…、6日は5個のみ。
新幹線が出水駅を通るようになる7日からも出荷数を大幅に増やす見込みはないと言います。
【松栄軒 松山幸右 代表取締役社長】
「(地震の影響で)夏休みですので駅の販売があまり期待ができなくなったというところもありますし私ら福岡なんかも販売するところを持ってますし九州全体での観光のお客様の減少が気にかかるかなと」
こういった状況では関西や関東での売り上げが軸となりますが、そこにも地震の影がー
【松栄軒 松山幸右 代表取締役社長】
「今は鹿児島空港からの飛行機便に全て切り換えて対応しています」
陸送よりも空輸のほうが高くつく輸送コスト。
空輸での対応がいつまで続くのか見通せない状況です。
【松栄軒 松山幸右 代表取締役社長】
「(7日から)区間は限られていたとしてもですね復興の兆しという面ではプラスに捉えています。先を見越した営業だったりそういうことを積極的にやっていきたいと思ってますし、後ろ向いてもしょうがないので積極的に進めて行きたいなと思っています」
本来であれば夏休みやお盆もあって稼ぎ時なんでしょうが、地震の影響は長引きそうですね。
ここで臨時便の情報です。
鹿児島と熊本を結ぶ高速バスきりしま号が7日とあさってそれぞれ1往復運行します。空の便では、全日本=ANAが7日鹿児島−福岡線で臨時便を1往復運航するということです。