園児切り付け事件 元・保育士が謝罪 「一生消えない傷を残してしまった」 鹿児島
鹿児島市の認定こども園で園児の首を切りつけ、殺害しようとした罪に問われている女の裁判。30日、被告人質問があり、動機などについて元保育士の女が語りました。
起訴状などによりますと、南九州市の元保育士・笹山なつき被告(23)はおととし6月、勤務していた鹿児島市の認定こども園で2歳の男の子の首をカッターナイフで切りつけ、殺害しようとした罪などに問われています。
初公判で笹山被告は「殺意はありませんでした」と、起訴内容を一部否認しています。
30日は被告人質問で、笹山被告が証言台に立ち、動機や犯行に至った経緯などについて述べました。
事件前の心理状況については「クラスの担任の仕事にプレッシャーや精神的つらさを感じていた」と証言。
自分になつかない子どもや職場への不満が募り、「痛い目に合えば子どもが言うことを聞いてくれる」「保護者が上司を叱ってくれる」と考え、起訴された事案以外にも、複数の園児に対して度々、手をあげる行為に及んでいたと明かしました。
カッターナイフで男の子を切り付けた際の状況については「刃物で首を狙うのは危ないと考えて、服越しに肩あたりを狙ったが、手が震えるなどして刃先がそれた」と話し、殺意はなかったと示しました。
笹山被告は、被害者の園児やその家族に対して「痛い思い、怖い思いをさせ、一生消えない傷を残してしまい、申し訳ございませんでした」と謝罪の言葉を述べました。
裁判は7月7日に結審し、16日に判決が言い渡される予定です。