馬毛島先遣隊の新設を祝う式典 自衛隊主催「異例中の異例」
整備が進む西之表市・馬毛島の自衛隊基地で活動する航空自衛隊・馬毛島先遣隊の新設を祝う式典が開かれました。
馬毛島先遣隊は現在60人の隊員が中種子町から馬毛島に通勤し、基地の上下水道や電気、通信施設の管理などを行っています。
26日の式典は先遣隊への地元の理解を深めたいと、先遣隊を指揮する航空自衛隊が主催し、地元の首長や議員らおよそ90人が出席しました。
■航空自衛隊西部航空警戒管制団司令 小川貴也空将補■
「我々はこの地で皆様とともに汗を流し笑顔を交わしながら、この地に根付いた平和の守り手として歩んでまいりたいと思います」
種子島の3つの市と町で唯一、基地整備への賛否を示していない西之表市の八板俊輔市長も出席し、挨拶で「市民の間に様々な声がある」とした上で、先遣隊の活動には「引き続き協力する」と理解を示しました。
なお、航空自衛隊の関係者によりますと、隊の新設を記念し自衛隊が主催の式典を開くのは「異例中の異例」だということです。