妻殺害の罪 夫(78)に懲役2年6カ月判決 鹿児島 「精神的に追い詰められ…」


去年8月、自宅で妻の首を絞めて殺害した罪に問われた男の裁判で、鹿児島地裁は懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡しました。

判決を受けたのは阿久根市大川の無職牧正夫被告(78)です。

牧被告は去年8月、阿久根市の自宅で妻・みい子さんの首を両手で絞め、窒息死させたとして殺人の罪に問われています。

初公判で牧被告は起訴内容を認め、刑の重さ=量刑が争点となっていました。

判決で鹿児島地裁の小泉満理子裁判長は「介護の負担も重く、急激に衰えていく妻の様子を目の当たりにし、精神的に追い詰められていったことは十分に理解できる」とした上で、「福祉や医療関係者に協力を求めるなど改善策はあったのに、強い殺意で妻を死に至らしめたことは重い非難が向けられる」などとして、懲役2年6カ月の実刑を言い渡しました。

 
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