不祥事相次ぐ県警 再発防止対策「浸透させないと」 鹿児島


不祥事が相次ぐ、信頼回復に取り組んでいる県警ですが、25日の定例会見で警務部長は、再発防止対策が浸透しきっていないという認識を示しました。

県警では去年、情報漏えいや盗撮などで警察官3人が有罪判決を受けたほか、今年に入ってからも元捜査二課長が不同意性交などの疑いで書類送検され、懲戒処分となりました。

去年8月から再発防止対策に取り組んでいますが、今年はすでに4人が懲戒処分となり、過去5年で最多だったおととしの6人に迫っています。

25日の定例会見で再発防止対策の実効性や課題を問われると。

【県警 西畑知明 警務部長】
「組織をあげてこれだけ非違事案に取り組む一方で全ての職員が非違事案を自分事として捉えているかということでございます。県警が置かれた状況を認識して再発防止に取り組んでいくという意識を1人1人にしっかり浸透させないといけない」

再発防止対策が浸透しきっていないとの認識を示しました。

なお先月、県議会の総務警察委員会から県警の懲戒処分の基準が甘いとして、見直しを求められたことについては、基準の指針を定めている警察庁に伝えているものの、現時点で見直しを行うつもりはないとの見解を示しました。

 
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