2歳児が飲み干す『鉄分スープ』話題

 現役の給食の先生(保育園調理員)をしながら、Instagramでレシピ投稿をしているまめけん(@mameken_recipe)さん。2歳になる息子さんが、顔中スープだらけにしてゴクゴク飲み干す『鉄分スープ』を紹介したところ、「どんな味か全然想像つかないー!」「子供が鉄分不足なのでありがたいレシピ」「コレなら苦手な貝が食べられるかも!?」などのコメントが寄せられ70万再生を超える反響があった。とにかく「鉄」を意識したという、オリジナルレシピの秘密とは。

【写真】「鉄分スープ」の材料&作り方

■飲みやすさの秘密は“クリームチーズ"、しっかり煮込むことで舌触りも激変

――「2歳児が飲み干す“鉄分スープ"」が大きな反響を集めています。息子さんが離乳食を終えた頃から作られているというこのレシピ。誕生のきっかけや当時のエピソードについて詳しくうかがえますか。

「このレシピの始まりは、息子を妊娠しているときのこと。鉄分を意識して摂るようにしていた私に、仲良しの栄養士さんが『手っ取り早く鉄分を摂りたいなら、小松菜がいい』と教えてくれたのがきっかけでした。油で炒めると吸収が良いと聞き、それ以来よく使うようになったんです」

――「あさり缶」を使うのも印象的です。

「あさりに関しては、実際に日々の調理で扱うなかで『鉄分が豊富な食材』ということが頭に入っていました。また、給食の現場で長年働いてきて印象に残っていたのが、『あさり缶』の使いやすさだったんです」

――そういったご自身の経験から、このレシピを組み上げいったと。

「そうですね。玉ねぎは炒めると甘みが出ること、離乳食期のチーズはたんぱく質やカルシウムを効率よく摂取できる食材であること。そして、味をまろやかにするために自然と加えるようになったクリームチーズ…それまで学んできたことと、日々の経験を掛け合わせたら、このスープの形になっていました。振り返ってみると、妊娠・出産や離乳食づくりの経験を経て、給食の先生として23年積み重ねてきたことが生きた一杯だったのかな、と思います」

――では改めて、「鉄分スープ」の魅力や、ぜひ知ってほしいポイントを教えてください。

「このスープの一番の魅力は、『鉄分を摂らせよう』と構えなくてもいいところだと思っています。鉄分というと、皆さんレバーといった“頑張らないといけない食材"のイメージが強いのではないでしょうか。でもこのスープは、特別なことをしている感覚がありません。小松菜やあさりなど、鉄分を含む食材を自然に組み合わせ、玉ねぎの甘みとクリームチーズで味をまろやかにすることで、子どもにとって飲みやすい味にしています」

――確かに…鉄分といえばレバーが一番に思い浮かびますが、独特の臭みや食感があるので調理に気を使いますよね。

「また、スープという形にすることで食欲がない日でも口にしやすく、子どもの『飲めた』という小さな成功体験にもつながります。少食や偏食で悩んでいる親御さんも多いので、栄養面だけでなく“親の気持ちが少し軽くなる一杯"であることも、このレシピのポイントなのではないかと思っています」

■「完璧を求めすぎないで」…給食の先生が思う子どもの偏食との向き合い方

――美味しく仕上げるコツや気をつけたいポイントはありますか?

「このスープは仕上げにブレンダーをかけてなめらかにしますが、実はその前の『煮込み』の段階がとても大切です。くたくたになるまで、しっかり小松菜や玉ねぎに火を通してからブレンダーにかけると、本当になめらかで飲みやすい仕上がりになりますよ。フォロワーさんからの作レポでも『思ったよりなめらかにならなかった』という声があり、改めて煮込み時間の大切さを感じました」

――しっかり煮込むことで、飲みやすさがそこまで変わるとは…。

「あとは、クリームチーズを最後に加えること。コクが出て味がまろやかになり、子どももぐっと飲みやすくなりますよ。ちなみにこのスープ、私が作るときも毎回ほんの少しずつ味が違います(笑)。でも、それが家庭の味だと思うんです。“よく煮込む"というポイントだけ押さえてもらえば大丈夫。鉄分や栄養のことを考えるのも大切ですが、『レシピ通りにきっちり作らなきゃ』と構えすぎず、気楽に作ることも美味しさの秘訣だと思っています」

――最後に、お子さんの偏食や小食に悩んでいる保護者の方に向けて、アドバイスやメッセージをお願いします。

「私自身、息子を見ていて『本当に気分で生きているなぁ』と日々感じています(笑)。大人が体調や気分で食欲が変わるように、子どももその日のコンディションや雰囲気で食べたり、食べなかったりする。だから私は、そのことを『偏食』という言葉だけでくくってしまわなくてもいいのでは、と考えています。気分が乗れば、きちんと食べてくれる日もあります。だからこそ、一食一食に完璧を求めすぎなくてもいいのではないでしょうか」

――もう少し、気楽に構えていてもいいと。

「給食の先生として働いていますが、家でも毎回きちんと整った食卓…というわけではありません。キッチンで一口食べられた日もあるし、お弁当箱に詰めてレジャーシートを広げて食べた日もあります。きちんとした食卓でなくても、『食事が楽しい』と感じられた時間は、きっと心の栄養になっていると感じます」

――“心の栄養"、素敵な考え方ですね。

「実際、一緒に台所に立ったり、食材に触れさせたりする時間を設けたところ、不思議と食べることへのハードルが下がったということもありました。栄養バランスを考えることはもちろん大切ですが、食卓が“緊張の場"にならないことも同じくらい大切です。完璧な食卓にならなくても、子どもと『今日はこれだけ食べられたね』と一緒に喜べたら、それで十分なのではないか…と私は思っています」

(提供:オリコン) 3月10日 7時40分配信

2歳(当時)息子さんの大好物、給食の先生がわが子に作る「鉄分スープ」。その正体は…?

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