大泉洋、菅野美穂の豪快笑い声再現

 俳優の大泉洋(51)が24日、都内で行われた映画『ディア・ファミリー』家族決起会見に参加した。大泉演じる主人公・坪井宣政とその妻・陽子を演じた菅野美穂(46)が息のあった掛け合いを披露した。

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 今作は、2019年に「文藝春秋」の連載「後列のひと」で取り上げられた、ビニール樹脂製品の町工場の経営者・筒井宣政(東海メディカルプロダクツ前社長)が生み出した、世界で16万人もの命を救ったIABP(大動脈内バルーンパンピング)バルーンカテーテルの誕生秘話を映画化する。

 菅野は“夫"を演じた大泉について「明るいパブリックイメージだけど、神経質な面があるのでは、と思ってたんです。でも、お会いしたら思った通り。なんでしょうね、この抜けの感じ」とその魅力を語ると、すかさず「毛が抜けてるって?」と冗談めかす大泉に「そんなこと言ってない!」とツッコんだ。

 笑いを起こしつつ「ひょうひょうとした佇まいは演じられないもの。大泉さんにしかだせないものだし、より親しみがわく。お客さんに自分に近い話として届けられるのは大泉さんの持ち味」と絶賛した。

 一方、大泉は菅野について「明るい方だとは思っていたんですけど相当、私の予想を突き抜けて明るかった。菅野さんは現場に入られると控室の笑い声でわかるんです。やってきたな、とわかるのは、私のなかでは柳沢慎吾さん以来。『きた、きたぞ!』ってわかる。たとえるなら山賊たちの晩餐(ばんさん)のような笑い声」と独特の表現。

 さらに「『親方うまくいきましたね、ヒャッハッハッハッハッ!」みたいな…聞こえてくるよね?」と娘を演じた福本莉子(23)、川栄李奈(29)、新井美羽(17)らに尋ねると川栄も「朝、メイク室ですぐにわかります」と同調。再びその豪快な笑い声を再現しつつ、大泉は「きょうも頑張ろうと思える、パワースポットのような人です。歩くパワースポット」と“妻"を絶賛した。

 生まれつき心疾患を持っていた幼い娘・佳美(福本)に突き付けられた「余命10年」という宣告。どこの医療機関でも治すことができないという現実。そんな絶望の中、小さな町工場を経営する宣政は「じゃあ俺が作ってやる」と、人工心臓を作ろうと立ち上がる。



(提供:オリコン) 4月24日 14時15分配信

息のあった掛け合いを披露した(左から)大泉洋、菅野美穂 (C)ORICON NewS inc.

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