元鹿児島市議による草刈り依頼 当時の局長ら招致 元課長ら「議会対応に不安」
鹿児島市議が私的な墓地の草刈りを市の職員にさせた問題で、当時の部長ら、7人が議会に参考人として出席し、当時の認識などについて説明しました。
この問題は鹿児島市議会の入船攻一元議員が共同墓地の草刈りを市の職員に依頼し、職員が勤務時間中に草刈りを行っていたもので、市の職員延べ90人余りが対応し、およそ62万円の公金が支出されています。
29日の市議会議会運営委員会で、入船元議員から依頼を受け、一度は断ったものの、再度の依頼で草刈りを受け入れた当時の環境衛生課長が証言しました。
(2022年度の環境衛生課長)
(Q議会対応でどのような不安を感じたか)
「ここで再び断れば本会議や委員会で共同墓地について取り上げられ、今後の議会対応が難しくなるのではないかという不安を感じていました」
この元課長は、墓の草刈りなどを業者に委託する際、私的な共同墓地を「市有地」と偽って市の事業費から支出していました。
(2022年度の環境衛生課長)
(Q業務委託は単独なのか、また決裁の際は部局長への報告義務はないのか)
「当時課長決済の範囲内で処理できるものと認識しており しかし今回の委託は通常の業務とは異なり 局長や部長に報告、相談すべきだったと反省しております」
当時の環境局長は「当時のことはよく覚えていない」としながら、責任の所在については
(2022年度の環境局長)
「振り返ってみますと、組織として十分に、また適切に機能していなかった。またその組織にあった者として責任があるのではないかと考えております」
引き続き、草刈りを続けた翌年度の担当課長は、引き継ぎはなかったとしたうえで、次のように述べました。
(2023年度の環境衛生課長)
「共同墓地の管理は 行政が行うことは不適切と認識しておりました 安易に考えて同じ対応(委託)するという判断をしてしまった」
当時は草刈り作業に対して、市役所内で疑問の声があったことも証言しました。
(大園議員)
「部下の方からも これはやっていいものですかとか、そういった話もあったと」
(2023年度の環境衛生課長)
「大変申し訳ない気持ちではありますけれども、課の方として対応しなければならないと考え、職員の方に指示をしたところの方でございます」
2024年度以降の当時の局部長は、明確な引継ぎはなく「すでに整理がついている話」と考え、前年踏襲で十分な確認をせずに草刈りを認めてしまったと証言しました。
(2024年度の環境局長)
「協議をしっかりすべきであったというふうに考えております。毅然とした対応ができていなかったことが非常に悔やまれます。申し訳ございません」
委員会は今後、29日の証言を踏まえて再度、市当局を呼んで説明を求める予定です。