鹿屋市殺人事件 59歳の男を逮捕 被害者に数百万円借金か 男は「かつて交際関係」 鹿児島
事件発生から3カ月を前に警察が逮捕に動きました。
鹿屋市で飲食店を経営していた女性の殺人事件。
関係者によると容疑者の男は女性に数百万円の借金をしていました。
【県警 牛垣 誠刑事部長】
「先程、被疑者を通常逮捕した。被害者の頸部を圧迫するなどして窒息させ殺害した上、現金などを強取するとともに債務の返済をまぬがれて財産上不法の利益を得たもの」
強盗殺人などの疑いで逮捕されたのは、鹿屋市に住む飲食店経営・肥後隆昭容疑者(59)です。
警察によりますと肥後容疑者は今年7月、鹿屋市笠之原町でスナックを経営していた大隅さつきさん(49)の自宅に侵入し、大隅さんの頸部を圧迫するなどして窒息させて殺害。
現金などを奪うとともに借金の返済を免れた疑いが持たれています。
肥後容疑者はKKBの取材に「以前は大隅さんの店によく行っていた」と話していた人物です。
【肥後容疑者】
「最近はあまり店に行けていない。かつて交際関係にあったが1年以上前の話。店の6周年記念の文章を考えるのも手伝った」
2人の詳しい関係性について警察は「面識がある」としか発表していませんが、関係者によると肥後容疑者は大隅さんと同じエリアで店を経営していて、過去、交際関係にあったことを知っていた人物もいました。
【肥後容疑者と同じビルで働く人】
「『(大隅さんと)何か関係があったの?』と聞いたら『昔、ちょっと付き合っていた的な感じだったのよね』と言っていた」
事件の発生から約3カ月での容疑者逮捕。
県警はのべ4050人の捜査員を投入し、客観的な証拠を積み上げた結果としていますが、肥後容疑者は容疑を否認しています。
【県警 牛垣 誠刑事部長】
「認否は否認」
Q.何と言っていますか?
「被害者と会ったことは間違いない。でも被害者を殺していないし、盗みもしていないと話している」
県警は肥後容疑者がどうやって家に入ったかや、どのように窒息させたかなどについて、明らかにしていません。
しかし、3年前に肥後容疑者と大隅さんの間で口論があったことを確認していて、大隅さんから警察に相談があったといいます。
大隅さんは支援や肥後容疑者に対する警告などは求めなかったということです。
県警関係者によりますと肥後容疑者は数百万円の金を大隅さんから借りていた状態だったといいます。
事件との関係性は分かっていませんが、大隅さんは過去、金銭にまつわるトラブルに巻き込まれていました。
【大隅さんと事件の4日前に会った男性】
「3年前に500万円を盗まれた。空き巣にあったという話は聞いていた。(警察は)詳しく調べてくれなかった。相手にしてくれなかったと言っていた。実際、お金は返ってきてないからね。犯人も捕まってないし」
過去には子どもが通っていた小学校でPTA会長を務めていた経験もあるという肥後容疑者。
2年前から交流があるという知人は。
【肥後容疑者と2年前から交流】
「保険の営業をしていたので社交性もあったと思うし、口も立つ人だった。ちょっと飲んだら他の店に行ってとか、結構いろんなところを飲みまわっていた。はっきり反省の弁を言ってほしい」
肥後容疑者の自宅周辺では「律儀で礼儀正しい人だった」という声も聞かれました。
【同じマンションに住む人】
「全然、普通の人だなという印象。本当にびっくり。予想外というか。物理的に近い場所にそういう人がいたということへの驚き」
【近くに住む人】
「6年くらいの結構長いつきあい。みんなを助けてくれるし、明るいし、いつも元気」
事件発生から3カ月。
周辺に住む方も不安を募らせる日々だったと思いますが新たな展開になりました。
事件の全容解明が待たれます。