今年度上半期の負債総額 過去2番目の多さ 薩摩川内市のスーパーマーケットも破産申請を準備 鹿児島


 県内企業に厳しい風が吹いています。今年度上半期の負債総額は過去10年間で2番目に多くなりました。

 東京商工リサーチによりますと、県内の今年度上半期の倒産件数は43件で負債総額は103億1700万円でした。前の年の同じ時期より1件減りましたが負債総額は約30億円増で事業規模の大きい企業の倒産が大幅に増えているとみられます。

 産業別ではサービス業他が最も多い14件で建設業が10件と続いています。約3分の1が中東情勢の悪化に伴う原油価格の高騰など物価高関連での倒産でした。東京商工リサーチは・今月から社会保険の加入基準であった「106万円の壁」が撤廃されたことや県内の最低賃金が64円引き上げられることなどから今後も厳しい状況が続くとしています。

 【東京商工リサーチ鹿児島支店情報部 谷口大将 さん】
「今後もコスト上昇への対応力の乏しい企業を中心に事業継続を断念するケースが表面化することが懸念され、倒産は高水準で推移する可能性が高いというかたちで示させていただいております」

 薩摩川内市のスーパーマーケット、「バリュートーゴー本店」の運営会社も負債約3億円を抱え破産申請の準備に入っていることが分かりました。

 東京商工リサーチによりますと、「東郷スーパーマーケット」は1985年に設立。食品を主体とするスーパーマーケット「バリュートーゴー本店」を経営していました。ピーク時には年間約12億円の売り上げを記録しましたが、コンビニエンスストアの出店や人口減少などで業績が悪化。9月、近くに業務スーパーがオープンしたことを受け先行きを見通せず事業の継続を断念したということです。

 【男性】
「私も高齢なんですけどお年寄りの人たちの買い物の行き先っていうのが少なくなって非常に困るんじゃないかなという風におもいますけどね」

 東郷スーパーマーケットは9月末に事業を停止しています。

 
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