県立病院元職員の遺族 県を相手に約1億1400万円の損害賠償請求 過度な職務負担が自殺につながったと主張 鹿児島


 県立病院で働いていたときの過度な職務負担が自殺につながったとして20代男性の遺族が約1億1000万円あまりの損害賠償を県に求め鹿児島地裁に提訴しました。

 訴状によりますと、2017年4月、県立病院に配属された当時20代の男性は、別の職員と2人で病院職員約600人分の給与計算を担当していました。作業はエクセルを使った手入力で、月50〜70時間以上の超過勤務が続き、精神的負荷からうつ病を発症、2021年6月に退職し、その翌月に自ら命を絶ちました。遺族は2022年に公務災害に認定するよう請求しましたが、認められませんでした。

 提訴は7月2日付けで、亡くなった男性の父親が「業務の心理的負荷が強く過重労働への適切な対応や改善も図られていない」「安全配慮義務違反が認められる」として約1億1383万円の損害賠償を請求しています。

 県は「訴状の内容を精査し裁判の場で見解を示していきたい」としています。

 
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