詐欺容疑で逮捕された水迫畜産の元取締役 利益分を事前に把握し低い等級の牛肉使ったか 鹿児島


 続いては水迫畜産の産地偽装と詐欺容疑事件の続報です。

 元取締役の男が品質の劣る牛肉を最高ランクの等級などと偽って納品し、ふるさと納税の返礼品を提供する事業者から6千万円以上をだまし取ったとして1日再逮捕されました。

 牛肉の品質を示す等級は最高ランクがA5、そして最低ランクがC1となっていて、15のランクに分けられます。

 元取締役は指定された等級よりも低い等級の牛肉を使って商品を加工製造し納品したとされていて、これまでに分かっている情報だと、最高ランク・A5の牛肉を使った商品の納品をお願いされたのにも関わらず、A4以下、C1ランクまでを混ぜて加工した商品を納品していたということです。

 畜産市場の関係者によるとC1ランクはなかなか市場に出回らないほか、A5ランクとA2ランクでも商品の価格が1・5倍ほど変わると言います。

 そうした中、1日再逮捕された元取締役の男は注文を受けた等級よりも低い牛肉を使うことで得られる利益を事前に把握していたと見られることが捜査関係者への取材で分かりました。

 1日詐欺の疑いで再逮捕された水迫畜産の元取締役、水迫政輝容疑者は2023年9月から11月にかけてふるさと納税の返礼品を提供する事業者からA5またはA4等級の牛肉を使った商品の注文に対して低い等級の牛肉を混ぜた商品を納品し、約6350万円をだまし取った疑いが持たれています。

 警察の調べに対し水迫容疑者は黙秘していますが、これまでにA5ランクよりも低い等級のB2や最も低いC1などを5割以上混ぜていた商品もあったことが分かっています。

 水迫容疑者は仕入れから在庫などの管理を1人で行っていて、捜査関係者によりますと押収した資料などから注文を受けた等級よりも低いランクの牛肉を使った場合に得られる利益分を事前に把握していたと見られるということです。

 水迫容疑者は従業員に対し等級を伏せて作業の指示を出していて、県警は水迫容疑者が注文より低い等級を使うことで不当に利益を得ようとした可能性も視野に捜査しています。

 水迫畜産はホームページにお詫びの文書を掲載し、「捜査に全面的に協力する」としています。

 水迫容疑者は牛肉の産地を偽った疑いで逮捕された際には「意図して偽装したわけではない」と容疑を否認していましたよね。今回は黙秘ということですが、意図して偽ったのかどうかが大きな焦点になっていると思いますので、実際どうだったのか、全容解明が待たれますね。

 
「KKBみんながカメラマン」