52日ぶりの九州新幹線全線で運行再開 利用客から安どの声 駅長「シルバーウィーク前に復旧でき本当にありがたい」 鹿児島


 52日ぶり。待ちわびた人も少なくないでしょう。九州の大動脈・九州新幹線が18日全線で運行を再開しました。

 午前5時すぎ、JR鹿児島中央駅には早速、新幹線のチケットを買い求める人の姿が。

 【佐賀から】
「佐賀に帰ります。九州新幹線あるないで全然違うかなと思います」

 【下関の家族のもとへ】
「心配で、早めに来ました。いつ通るかな、いつ通るかなって毎日ニュース見てました」

 最大震度7を観測した7月の熊本地震で、九州新幹線は線路などに被害を受けました。断層の上を通ると推定される八代市の水無川橋梁では橋げたがずれ、地盤が沈みこんでいました。

 8月、新水俣ー中央駅間が再開したあとも熊本〜新水俣間では復旧工事が続いていました。

 【見送り】
「いってらっしゃい〜」

 地震発生から52日、九州新幹線はついに、18日始発から全線での運行を再開しました。九州の交通の大動脈復活、利用者にとっては待ちに待った知らせです。

 【倉敷から単身赴任中】
「日豊線だと何時間もかかるし、乗り継ぎも何回も。これだとぴゅーっと帰れるので楽ですね」

 【博多へ】
「福岡にライブで。地震で新幹線止まったときはもう新幹線も予約していたので。どうなるかと。車で行くのも考えていた」

 19日からはシルバーウィーク。大型連休に間に合いました。

 【宮城記者リポート】
「新大阪から到着した新幹線をJR九州の職員らが出迎えます」

 【博多から(親子4人)】
「鹿児島で一泊二日の仕事がありますので、それで家族と一緒に来ました。子どもたちはすごい新幹線楽しんで乗ってくれたので、再開してよかったなと思います」

 【広島から帰省】
「新幹線動かなかったら帰省もできないので戻ってくれてうれしいです」

 ただ、熊本には未だ地震の影響が残されています。

 【KBC 金子慧紀リポート】
「被害の特に大きかった八代市を今、新幹線が走っています。新幹線の周りはまだ被害の爪跡が残る建物が多く見られます」

 新幹線のアナウンスでは…

「お客様にご案内いたします。この先一部の区間で速度を落として運転いたします」

 JR九州は運転再開後も復旧作業のため新八代駅付近では速度を落として走行するとしていて当面は変更ダイヤでの運行となります。

 【JR鹿児島中央駅・柏裕介 駅長】
「10年前の熊本地震と比べまして大きな被害となっていて、52日ぶりの再開ということで、時間を要したわけですが。シルバーウィークの前日に復旧を迎えられたことは本当にありがたく思っております」

 復興への道のりは未だ先が長いものの、全線再開は日常への大きな一歩です。

 【いずみ観光牛車会・得永小夜子さん】
「思ったより早い全線開通になったので良かったです」

 九州新幹線が停まる出水駅周辺の観光地でも全線復旧で期待感が高まっています。出水麓武家屋敷群の名物「観光牛車」。例年なら夏は繁忙期のはずでしたが、地震の影響による新幹線の運行見合わせでキャンセルが相次いでいました。

 【いずみ観光牛車会・得永小夜子さん】
「一番大きいのが新幹線を利用しての団体ツアーがいくつかキャンセルになったのが大きかったです。まあ風評被害でやはりあのキャンセルになった分もありますので全然大丈夫ですので、ぜひ観光にいらしていただきたいと思います」

 一方、宿泊業は、地震の影響で利用客に変化が。

 【ロイヤルインステーションプラザフロント・永田弥生さん】
「震災後は県外からのお客様のキャンセルが増えましたけれどもその反面、八代方面に(復旧工事などの)お仕事等で行かれる方の予約なども増えました」

 これから迎える秋の観光シーズンや、冬の観光の目玉=ツルの飛来を前に観光客の増加に期待を寄せています。

 【ロイヤルインステーションプラザフロント・永田弥生さん】
「出水はツルが有名ですのでツルを見に来られる方が多くいらっしゃいますので、これからますますお客様が増えることを期待しております」

 
「KKBみんながカメラマン」