宿泊割 「便乗値上げ」県が対策 ホテルは “8分で完売”の施設も
熊本地震で打撃を受けた観光産業を支援する県独自の宿泊割が始まりました。
期待の一方、宿泊施設の便乗値上げを警戒する声もあがっていて、県は事業者に注意喚起をしています。
県の宿泊割は1人あたり2万円を上限に一律で6割を宿泊料金から割り引くもので、期間は来月13日までです。
源泉かけ流しの温泉やプールなどのアクティビティも豊富なザ・パルス霧島。
宿泊割の予約受け付けを午前10時に始めましたが…
【ザ・パルス霧島 金田幸二 総支配人】
「8分です」
8分で県から割り当てられた宿泊割の予約枠は完売しました。
ほかにも鹿児島市の城山ホテル鹿児島や鹿児島サンロイヤルホテルなど早い時間に予算が上限に達し、すでに受け付けを終了している宿泊施設があります。
宿泊割を巡っては、割り引き分相当をあらかじめ宿泊代金に上乗せする「便乗値上げ」を警戒する声もSNSなどで上がっています。
【ザ・パルス霧島 金田幸二 総支配人】
「こういう時に値段を上げるんじゃないかという発想は分からなくもない。一方、ホテル業は震災か震災じゃないかより需要に応じて価格変動させるのは変わらない。需要がない時は安く泊まってもらう、需要が高い時はそれなりの金額をいただく」
極端な値上げはあってはならないとしつつ、ホテル側の厳しい現状にも目を向けて欲しいと話します。
【ザ・パルス霧島 金田幸二 総支配人】
「熊本地震でものすごくキャンセルも出た。マイナスもあるということ。マイナスとプラスの部分が生じてきていて、それが震災であり、宿泊割だと思う。我々ホテル側だけでなく、そのマイナス面もぜひ分かってもらいたい」
県は便乗値上げをしないよう宿泊施設などに周知しているほか、前の年の同じ月と比べ著しく宿泊代金が上がっていないかモニタリングしています。
仮に便乗値上げと判断した場合、宿泊割の事業者取り消しも検討するとしています。