海岸でおぼれ学生3人死亡 干潮で戻れなかったか 水難学会が原因調査 鹿児島県いちき串木野市
先月、いちき串木野市の海岸で中学生2人と高校生1人が亡くなった事故をうけ
水難事故の専門家らが現地調査を行いました。
干潮で戻りたくても戻れなかった可能性があります。
【記者リポート】
「事故からおよそ2週間。中高生3人が亡くなった現場には花やジュースが備えられています」
先月28日、この海岸を訪れていた男子中学生と高校生あわせて4人が沖に流され、3人が命を落としました。
【水難学会 斎藤秀俊 理事】
「今回のような事故はなかなかないこと。数年に1回という大きな事故」
「水難学会として何があったのかというのを現場で調べるということで来ました」
事故をうけ、水難学会は9日と10日の2日間、新潟から専門の調査チームを派遣。
実際に海に入ったりドローンや着色剤を使ったりして潮の流れや海の深さを調べました。
現場の状況から、溺れた原因について専門家らは「離岸流」が影響した可能性を否定します。
では、なぜ事故が起きてしまったのでしょうか。
【水難学会 斎藤秀俊 理事】
「飛び込んだはいいけどもはいあがれる場所がない。はいあがれる場所がなくて下は深いですからそのうち溺れていってしまったのではないか」
事故が起きた当時は大潮の干潮。
当日、午前の満潮時に比べると2メートル以上の干満差があり、「飛び込むことはできても戻れない場所」になっていた可能性を専門家は指摘します。
今回のような事故を繰り替えさないために必要なことはー。
【水難学会 斎藤秀俊 理事】
「実を言うと今回1人助かったお子さんは、海の安全教室を受けていて、教わったことを覚えていた」
「(海に落ちたら)浮いて呼吸を確保して救助を待つ訓練が必要」
いちき串木野市は今回事故が起きた場所に注意喚起の看板を設置する予定です。
子どもたちに対しても安全な場所か判断する力やもしもの時に命をつなぐ方法を大人が丁寧に伝える必要がありそうです。