巧妙なうたい文句やデザインで消費者をだます「ダークパターン」国が規制強化へ スマホ時代で反射的にボタンを押す習性が…契約前に声に出して
ネット通販などで、お試し注文のつもりが定期購入になっていた。サイトが複雑でなかなか解約できない…こうした消費者をだます手口、いわゆる「ダークパターン」に対し国が規制に乗り出します。
インターネットのサイトなどで巧妙なうたい文句やデザインにより、望んでいない契約や商品の購入へと誘導する「ダークパターン」。国内の年間最大被害額は、3兆円以上にのぼる可能性があるとされています。
消費者庁は先月、法改正も視野に規制を強化すると明らかにしました。
●広告戦略やSNSに詳しい満留隆一さん
「ダークパターン、意外にみんな見ている。隣にあるものと認識しています。過度に消費者を焦らせるようなデザインはよく出ていたり、契約はすごくしやすいのに、解約はしにくくなっていたり」
県消費生活センターに寄せられるネット通販関係の相談は年々増加。
サイトの手続きで気づかぬうちに商品を定期購入させられていた、といったダークパターンとみられる相談も、度々寄せられるということです。
「かなりの数あると思う。ただそれに対して、ダークパターンかどうかの境目がとてもむずかしい。大企業がやっていることもダークパターンと判断されることもあると思う」
巧みな手口で知らず知らずのうちに被害を受けている可能性もある「ダークパターン」。
増加の背景にはスマートフォンの浸透も関係しています。
「スマホ社会に入り、単純に画面が小さい。反射的にボタンを押すこととかってあると思う。直感的にボタンを押す習性をすごくうまくついている」
ネット通販がより身近となるなか、対策の手立てはあるのでしょうか?
「何かが出てきたときに押す前に、いったん立ち止まる意識がすごく重要」
「もっと言うと声に出して読む。ボタンの前後の文章を声に出して読むことで立ち止まれると思う」
「あとは最終契約画面は、ちゃんとスクショして保存しておくとかそういうこともすごく重要」
満留さんによると「ダークパターン」の逆で消費者がより前向きに契約を結んだり、商品を購入したりできるサイト作りの手法は「ブライトパターン」というそうです。
インターネットやスマホが欠かせない時代だけに企業側の消費者への真摯な向き合い方が求められます。