“引き波”に飲み込まれたか いちき串木野市の海岸 中・高生3人死亡 鹿児島


いちき串木野市の海岸で中高生3人が死亡した水難事故。現場の状況などから悲惨な事故の原因が少しずつ明らかになってきました。

事故が起きたのは、先週の金曜日。午後2時半頃でした。いちき串木野市の海岸で、男子中学生と高校生の2人が海に飛び込んだところ、沖に流されました。

一緒にいた中学生2人が助けようと、海に入りましたが、4人全員が漂流。
通報を受けて駆け付けた巡視艇がこのうち1人を海面で発見し、無事、救助しましたが、残る3人は見つからず、捜索が続きました。

【いちき串木野市消防本部 馬込 圭三消防署長】
「非常に波が高くて見えていない。一刻も早く見つけたい」

現場は遊泳禁止区域ではなかったということですが当時高さ1.5メートルの波があり、海は荒れていたと言います。
【いちき串木野市消防本部 川畑 幸一総務課長】
「一番最初に動きがありましたのが、黒いズボンが発見されました」

次の日、下夷春樹さん(17)と健誠さん(13)、竹本敬浩さん(14)の3人が現場近くの海で相次いで見つかり死亡が確認されました。死因は全員、溺死でした。

海保によりますと現場は、波が岩場に当たりその反動で沖に向かう流れが一気に強まる『引き波』が発生する場所。いわば、泳ぐことを想定していない海域です。

さらに、亡くなった3人はライフジャケットを着用せず、着衣のままで海に入ったとみられています。服を着た状態では水の抵抗が大きいため泳ぎづらく、特に荒れた海では浮くことさえ難しいという状況もありえます。

海保は当時の状況や関係者に聞き取りを行い事故の原因を調べています。

この夏は本当に暑い日が続いていますし、大人でも、泳ぎたくなる気持ちはよく分かりますが海で、こうした岩場は、「引き波」が危険だと頭に入れておきたいですね。

そしてライフジャケットで命を守るということも、あらためて覚えておきたいですね。

 
「KKBみんながカメラマン」