ベテラン市議が市職員に草刈りさせた 条例違反の可能性も


 鹿児島市議会のベテラン議員が私的な用事である墓地の草刈りを市の職員にさせていたことがわかりました。政治倫理に関する市の条例に違反する可能性があります。こうした行為は4年前から行われていました。

 26日、鹿児島市議会の議会運営委員会。
会の終盤で提起されたのは議運の委員である自民党市議団の入船攻一議員に関する問題でした。

 去年のお盆前、7月下旬の3日間、市の環境衛生課の職員のべ30数人が、入船議員に頼まれて市内にある共同墓地の草刈りを勤務時間中に行ったというものです。

 問題を提起した自民党真政会の米山太助議員が、市の職員から「困っている」と相談を受けたとして事実確認を求めました。

 【米山議員】
「市の職員の方が勤務時間内に共同墓地の草刈りをすることに対してはどのような認識をお持ちでしょうか?」

 【入船議員】
「これはありがたいことだなと思った。それが良い悪いというのは今ご指摘頂ければある意味では少し軽率だったかなという思いもする。今になってみるとやってはならないことだったのかなと反省はしています」

 反省の言葉を口にした入船議員。現職議員で最も多い当選11回、議長も経験したベテランです。

 関係者によると、入船議員の依頼を受けた職員の草刈りは4年前の2022年度から行われ、入船議員は「コロナ禍で人が集まらず、市に相談した」と釈明しています。

 しかし、人事異動でかわった管理職が問題視し、今年は市側が断りました。

 【入船議員】
「議員だから強制的に無理やりやらせたかとかそういうことはありません」

 市議の政治倫理に関する条例では、「市職員の公正な職務執行を妨げ、権限や地位を使って不正に働きかけてはならない」と規定されています。
米山議員は「明確な条例違反だ」と指摘します。

 【米山議員】
「これはもう重大なパワハラであり不当要求のような気がする」

 入船議員は草刈りの日時や経緯などを自ら調査し、今後、報告したいとしています。
委員会ではその報告を踏まえて委員会での取り扱いを検討したいとしています。


 

 
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