鹿児島県の最低賃金1090円へ 6回目の協議でようやく決まる 過去2番目の上げ幅 <BR>鹿児島県
ようやく結論がでました。今年度の県内の最低賃金について議論する6回目の会議が開かれ64円引き上げ、1090円となる見通しで協議を終えました。
現在1026円となっている鹿児島の最低賃金をいくらにするか―。労使の代表や有識者で作る専門部会の会議がこれまで5回開催されてきましたが、労働者側と経営者側の引き上げ額に隔たりがあり、結論は持ち越されていました。
6回目の会議、労働者側は前回と同じ74円増の1100円を維持。経営者側は2円引き上げ58円、1084円を提案と今回も差は埋まらず。
2時間を超える非公開の協議を経ても…
●鹿児島県最低賃金専門部会・川口俊一部会長
「一致をみるに至っておりません。ここで公益見解を示し最終的に採決により採否をお伺いしたいと思いますが、よろしいでしょうか」
最終的に1026円を64円引き上げ、1090円とすることが適当であるという公益委員の見解が示され採決。賛成5人、反対3人で可決されました。
●労働者代表委員連合鹿児島副事務局長・白石裕治さん
「自分たちが当初から望んでいた金額ではなかったんですが、この金額であれば鹿児島の県民のですね最低賃金近傍?で働く人たちの手助けになるのかなと」
●使用者代表委員鹿児島県経営者協会専務理事・濱上剛一郎さん
「非常に厳しい数字だなというふうに思っております。特に中小零細企業の事業者のみなさまには大きなインパクトがあるんじゃないかなということで懸念をしております」
鹿児島県の毎年の最低賃金の引き上げ幅を見ると、コロナ禍をのぞき年々その額は大きくなっています。昨年度の引き上げ額は73円で過去最高で、今回の64円引き上げはそれに次ぐ数字です。
新たな最低賃金は、審議会での採決を経て鹿児島労働局長に伝えられました。10月25日から適用される見込みです。
※濱上さんの濱は「まゆはま」