九州自動車の完全復旧は見通し立たず 熊本地震で「経験したことない被害」 復旧状況を公開


熊本地震で被災し、一部の区間で対面通行が続く九州自動車道について、ネクスコ西日本が23日現地で復旧の状況を説明しました。

(リポート)
「九州道の川田橋では下り線では復旧作業が進み通行できるようになりましたが、上り線ではまだ地震の爪痕が残ったままになっています」

公開された九州自動車道の川田橋は震度6強を観測した八代市にあり、地震で、路面におよそ1メートルの段差ができたため、下り線を使った対面通行や速度規制が続いています。

10日前、上空から撮影した現場です。
八代インターの近く、川田橋が破損し道路を補修し橋げたなどを交換する作業が行われています。

現地を確認した九州大学の松田泰治名誉教授は「応急的な復旧としては適切な処置だ」と評価しました。

(九州大学松田泰治 名誉教授)
「今回はこれまで経験したことがないような被害。コンクリートの橋脚は(95年の)阪神・淡路大震災の後に耐震補強がなされていて、一定の耐震性能を発揮した。橋脚の傾斜や倒壊は起きていない」
「橋のシステムとしてより強靭なものになるように検討していく」

ただ、ネクスコ西日本は全面復旧の見通しは立っていないとしています。
八代市の現場付近では地震を引き起こした断層のずれが地表にあらわれ、断水が続くなど住民生活の本格的な復旧に暗い影を落としています。

 
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