鹿児島市のスタジアム整備は県立テニス場に?ただ実現には課題が山積…ある市議は「既定路線ではなく、議論を尽くす必要がある」
鹿児島市が新たに検討しているサッカースタジアム、市は県立鴨池テニス場に整備する考えであると17日のおやっとでお伝えしました。ただ、実現するには課題も山積みです。
スタジアムの候補地となっているのは、鹿児島市与次郎のサンロイヤルホテルの跡地と県立鴨池テニス場です。
関係者によりますと、市は県立鴨池テニス場への整備を目指す考えで今後、市議会で報告するとみられます。
市の調査では、整備費・供用を始める時期ともにテニス場の方が優位となっていますが、課題も指摘されています。
テニス場に整備する場合、スタジアムの立地自体は可能ですが、市が目指してきた複合型のスタジアムを整備するにはスペースの確保が課題です。
スポーツ観戦以外の施設を併設する複合型は収益化や試合がない日の利用者を増やすことができ、下鶴市長は当初、多機能複合型スタジアムを目指すとしていましたが実現できるのか、不透明です。
テニス場は文化公園への移設が想定されていますが、公園の面積だけでなく、川商ホールの駐車場の一部を使用する必要があります。その場合、駐車できる台数がおよそ60台分減るため、影響が懸念されます。
テニス場の移設費用について、市は県との協議を求めていますが、一方の県は、市に負担を求める考えを示しています。スタジアムの整備費用も市が県や民間を含めた「オール鹿児島」での負担が必要とする一方で、県はあくまで、県の財政負担を前提としたものではないと距離をおいています。
課題が山積みのなか、KKBの取材に対しある鹿児島市議は「テニス場への整備を目指す考えが示されたとしても、既定路線ではなく、議論を尽くす必要がある」と話しています。
9月議会の開会は来月1日で、市は今月24日の市議会常任委員会で候補地の選定について方向性を示す見通しです。