九州道 全線開通に運送業界は― 期待と懸念


九州道の復旧は高速バスの利用者だけでなく、物流を担う運送業界からも歓迎の声が聞かれます。ただ手放しで喜べない事情もあるようです。

【セイコー運輸 鳥部 敏雄 社長】
「意外と早くですね14日に開通となりましたので 我々としてはありがたい 感謝をするような気持ちですね」

こう話すのは鹿児島市に本社を置くセイコー運輸の鳥部敏雄社長です。主に県産の鶏卵や切り花を福岡や大阪に運んでいます。
熊本地震発生時には、九州道でトラックが、盛り上がった路面のアスファルトにぶつかる事故も―。
セイコー運輸は九州道の寸断を受け東九州道を通るルートに変更して対応してきましたが、時間はもちろん、燃料費、高速代などの経費の負担が増え、中でも一番心配していたのはドライバーの疲労でした。

【セイコー運輸 鳥部 敏雄 社長】
「一番はやっぱりドライバーの過労防止ですね これが一つは守っていけるというところが一番大きな我々にとっては安心材料ですので それを維持できるようにもっともっと道路が正常化して元の状態に戻ることを期待してますね」

九州道の復旧を歓迎する一方で懸念していることもあります。
地震の後から続くJR貨物の運転取り止めの影響です。

【セイコー運輸 鳥部 敏雄 社長】
「今からお米がシーズンになってきますのでそこがJR貨物使えないとなってくるとそこらへんの米がトラック輸送に切り替わってくるということになってきますのでそこらへんの影響は今からでてくるところですね」

JR貨物の運転取り止めは鹿児島線の一部区間などで続いていて、トラックによる代行輸送が行われていますが、運転再開の見込みは立っていません。

【セイコー運輸 鳥部 敏雄 社長】
「通常でさえ繁忙期は足りない状況なのでそれにJR貨物の分まできてしまうと、とてもじゃないけど車が足りないと 早くJR貨物も復旧してもらわないと困るなっていうところですね」

 
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