H3 火星圏の砂を地球に持ち帰る世界初のミッションへ 鹿児島


11日打ち上げに成功したH3ロケット。
次は火星の衛星の砂をとって持ち帰る世界初のミッションに挑みます。

公開されたのは高さ約5メートル、重さ4トンを超える火星衛星の探査機です。開発費は553億円にのぼります。

【JAXA火星衛星探査機プロジェクトチーム 川勝康弘プロジェクトマネージャ】
「探査機の開発終わり、搭載の準備ということで仕上げに入っている。最後まで気を抜かないで打ち上げまで持っていきたい」

これは、火星の成り立ちや、生命の誕生と深く関わる水などの物質が宇宙空間でいつ・どのように発生したのかを詳しく調べるものです。

JAXAが主導しNASA・アメリカ航空宇宙局などと共同で取り組む国際プロジェクトです。

今年度中にH3ロケットにその探査機を載せて打ち上げ、火星の衛星『フォボス』に着陸して表面の砂をとり、地球に持ち帰ります。その期間は約5年にわたります。

火星圏の物質を地球に持ち帰ることに成功すれば、世界初です。

【三菱電機 防衛・宇宙システム事業本部 上原晃斉MMXプロジェクト統括部長】「MMX(火星探査機)が落ちる時に重力が小さいのでバウンドしたり転倒したりするのでそれらをいかに抑制するか、要は衝撃を吸収できるかがポイントになってくる」

【JAXA火星衛星探査機プロジェクトチーム 川勝康弘プロジェクトマネージャ】
「(過去の日本の実績から)アメリカやヨーロッパが自分たちでミッションを立ち上げるよりも日本が立ち上げるミッションにのったほうが確実に成功するという考えで参加してくれていると思う。日本のためはもちろん世界のためにこのミッションを成功させたい」

JAXAの川勝康弘プロジェクトマネージャは火星探査機の打ち上げは10月から11月が適しているとの考えを示しましたが、JAXAは「関係機関と調整中」として明確な時期は明らかにしていません。

 
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