熊本地震で鹿児島のホテルも苦境 約5300人分の予約キャンセルで損失総額約1億円超
熊本地震から2週間、その影響は県内の宿泊施設にも大きな影を落としているようです。
ゆったり過ごせる広々とした客室。窓の外には雄大な桜島も!鹿児島市の城山ホテル鹿児島は、例年、お盆の時期は予約でいっぱいなのですが…
【城山ホテル鹿児島・渡千左代 専務】
「こちら〜8月すごく宿泊が増える時期で特にお盆とかは満室状況ではあったんですけれどもキャンセルが相次いでおりまして」
九州自動車道や新幹線など熊本地震の影響が続く中、9月末までの約5300人分の予約がキャンセルにー宿泊費やレストランの飲食代を含めると損失額は約1億円に上るといいます。
【城山ホテル鹿児島・渡千左代 専務】
「やはりキャンセルされる方の4割が九州からお越しの方々でその中で半分は福岡・熊本のお客様になっておりまして、九州新幹線という恩恵をかなり受けている場所だなというところ」
急きょ交通手段を変更したという利用者もー
【観光客(千葉から)】
「千葉から福岡まで行って福岡から新幹線で行く予定だったんですけど熊本まで新幹線で行って熊本からレンタカーで来て。車で来たのが予定外だったので」
地震の影響は県内各地の宿泊施設に広がっていて県によると県内の宿泊施設のキャンセルは今月4日時点で約5万4000人分に。
九州経済調査協会によると九州新幹線の運休や高速道路の寸断などで九州内でも特に鹿児島は宿泊稼働指数の下落傾向が見られるという調査結果も出ています。こうした状況を踏まえ、塩田知事は「ぜひ県内の宿泊施設や観光施設を利用し観光振興に協力してほしい」と県民にメッセージを発表しています。
城山ホテルでは県内の利用客を増やそうと県民限定の宿泊プランを用意。震災前から予定していたものですが当初の予定より価格を下げ、特典をつけるなど県内の利用客を呼び込みたい考えです。
【城山ホテル鹿児島・渡千左代 専務】
「私たちも今だからこそ、地元の魅力をもっと今だからこそもう一度再確認しようではないですけれども美味しいものを食べて温泉に入って癒されたりそういった体験をしていただきたいなと風に思っております」
熊本地震の影響は、指宿名物・砂むし温泉にも―。
例年、この時期は多くの観光客らでにぎわいますが、「砂むし会館砂楽」では、来館者数が去年の同じ時期と比べておよそ2〜3割減っているといいます。
【砂むし会館砂楽・福永成昭 事務局長】
「九州自動車道、九州新幹線が不通で、昨年の同時期と比べると3割ほど少なくなっている」
さらに追い打ちをかけたのが、台風13号。地震の影響も続くなか、休館を余儀なくされました。
【砂むし会館砂楽・福永成昭 事務局長】
「波の影響で海水が入り込んで砂も堆積していた。台風のときはほぼそういうふうになる状況で、砂の撤去作業に時間を要した」
10日から通常営業を再開し、12日は天然の砂むし温泉を楽しむ人の姿がみられました。
【観光客(宮崎から)】
「熱くて気持ちよかった」
【観光客(福岡から)】
「最高だった。念願がかなって最高」
【砂むし会館砂楽・福永成昭 事務局長】
「台風の復旧作業もきのうで完了したので」TC13:01・05〜4秒「指宿が元気だというところを見ていただいて、発信してほしい」
なお、砂楽では熊本地震の被災者支援のため、館内に募金箱を設置しているということです。