鹿児島県内でも震度5強 専門家に聞く 見通しは?10年前との関連は?
今回の地震について、同じ熊本で10年前に起きた地震との関連性はあるのか、そして今後の見通しは?専門家に取材しました。
【鹿児島大学 井村隆介 准教授】
「この1日2日は日奈久断層が動くことに注力した方がいいと思う」
地震地質学などを専門とする鹿児島大学の井村隆介准教授。
10年前の地震とは同じ断層でも違う部分が震源となっていることを強調した上で、熊本県から鹿児島の長島町・沖合にかけてまたがる日奈久断層の存在を気にかけます。
【鹿児島大学 井村隆介 准教授】
「今回、動いたのは日奈久区間の北部が動いただけ、南部と八代海区間は動いてない。それが動くと出水市や長島町は今回以上の強い揺れに見舞われる可能性がとても高い」
井村准教授は日奈久断層には、まだずれていない部分があることや八代海区間で地震が起きると数分以内で津波が襲ってくる可能性を示唆します。
【鹿児島大学 井村隆介 准教授】
「例えば能登半島で何が起こったのか、がけ崩れも起きたし津波もやってきた。自分のところでも起こるかもしれない」
また、いま地震が起きた時に想定される暑さの中での避難。トイレを気にせずに水分補給できる環境を行政が整えることや家でも暑さ対策グッズがすぐに持ち出せるかなど、できること・当たり前のことから徹底する必要性を語ります。
【鹿児島大学 井村隆介 准教授】
「鹿児島県内では大きな人的被害はでてない。これを機会に、地震への備えをいま一度確認してほしい。何か特別なことをするのではなく、いま自分の回りでやらなければいけないことを確認してほしい」
10年前の地震では一度は助かった人の中でもエコノミークラス症候群などの災害関連死で200人以上が命を落としました。
いまのうちからできる備えが大切になりそうです。