水の事故全国で相次ぐ 子どもの水泳教室で先生が常に意識するのは「死角」 身を守る7つのポイントも


県内を含め、全国各地で海や川で命を落とす事故が相次いでいます。
「水の事故」から子どもたちを守るために意識すべきポイントを取材しました。

3歳から小学6年生までおよそ60人が泳いでいた鹿児島市のスイミングスクール。
プールには、海特有の波や川のような急な流れはありませんが、先生たちは安全への配慮が常に欠かせません。

【メルヘンスポーツ鹿児島 栗下翔太 さん】
「死角をなくすこと。子どもに背中を向けないことを意識してる」
「保護者の方々も子どもたちが常に見える位置で遊ぶ状況がいいと思う」

プールでも川でも、海でも共通してできる事故防止策。
それは、そばにいる時でも常に視野に入れて遊ばせることだといいます。

子どもに油断をさせないことも大事。
親が言い聞かせる必要がありそうです。

【メルヘンスポーツ鹿児島 栗下翔太 さん】
「自分は泳げるから大丈夫ということはない。どんなに自信があっても」
「ここは本当に泳いで大丈夫なのかなという気持ちも大事」

また、体が思うように動かなくなるのも事故のもと。
熱中症対策も欠かせません。

【メルヘンスポーツ鹿児島 栗下翔太 さん】
「水で塗れて汗をかいていないように思うけど、水分補給を行った方が脱水を防げる。足がつるのも水分不足が原因なことがある」

多くの子どもが溺れるとき声を出さずに静かに沈むといいます。
居場所や体調の変化をけして見逃さないようにしましょう。

県内では、今シーズンおとなでも、海で亡くなった人が出ています。
22日、磯海水浴場の沖合で鹿児島市の77歳の男性が仰向けで浮いているのをライフセーバーが発見。
その後、死亡が確認されました。

男性はひとりで泳いでいる様子が目撃されていて、ライフジャケットは付けていなかったということです。

【リポート】
「海の事故が増えるこの時期、海上保安庁がこの海の上で注意喚起を行っています」

【海上保安庁の職員】
「海の安全指導を行ってるんですけど接近してよろしいですか」

海上保安庁はマリンスポーツやレジャーが増えるこの時期、海の事故ゼロキャンペーンを実施し船の整備・点検やライフジャケットの着用などを呼びかけています。

警察庁のデータでは去年1年間に全国で水難事故にあった人の数は1599人。
そのうち半数近い760人が亡くなったり・行方不明になったりしています。

命にかかわる危険性の高い水の事故。
水遊びは安全対策を十分に講じて楽しみましょう。

政府広報が「水の事故」から身を守るためのポイントを7つにまとめています。

・立ち入り禁止の場所に近づかない
・体調が悪いときは無理をしない
・ひとりで行動しない
・親子で水遊びをするときは子どもから目を離さない
・お酒を飲んだら海や川に入らない
・ライフジャケットを必ず着る
・万が一事故があったときに速やかに通報できるよう携帯電話など連絡手段を常に確保する

特に子どもは海や川にひとりで近づかない。
天気予報を事前にチェックするのも大事ですね。
楽しい思い出を持ち帰るためにも安全第一を心がけましょう。

 
「KKBみんながカメラマン」