行方不明の嶺臣くんか 霧島市の川岸 男性遺体見つかる 鹿児島
霧島市の温泉施設で5歳の田中嶺臣くんが行方不明になって17日で27日目、一斉捜索により子どもの背丈の男性の遺体が見つかりました。
【宮城記者 リポート】
「午前9時過ぎです。現場周辺に消防隊員が集まっています。これから川の巡回や潜水するなどして一斉捜索が始まります」
熊本県八代市の保育園児・田中嶺臣くんは先月21日に霧島市の温泉施設で家族と貸し切り風呂に入浴中浴室からいなくなり、行方が分からなくなっています。
17日を含め警察・消防の捜索に関わった人数はのべ1060人。
これまで手がかりがなく一時は消防の捜索も打ち切られていましたが梅雨明けを機に警察・消防はあわせて70人態勢で一斉捜索を行いました。
事態が動いたのは始まってすぐでした。
警察などによりますと、午前9時20分ごろ、天降川で消防が子どもの背丈の男性の遺体を発見。
見つかった場所は行方不明となった温泉施設から700〜800m下流にある九州電力の発電施設内で川をせきとめる堰のあたりでした。
見つかった遺体の身元は分かっていませんが性別は男性で身長は115cmほど、着衣はなし。行方不明になっていた嶺臣くんの特徴と一致します。
水中ではなく川岸の木や竹が高さ1m堆積したなかに埋もれていた状態で見つかり、死後相当期間が経っていたということです。
【霧島市の消防団員】
「さっきニュースで聞いてすぐ走ってきたんだけど、見つからないよりもいいのかなと。親御さんたちもずっとこっちにおられたみたいだから」
【近くの住民】
「早く親御さんたちの方に帰してあげられればよかったな、見つかってよかった」
遺体が見つかった場所は嶺臣くんが行方不明になって3日目の時点でも重点的に探したポイントでした。
【北記者 リポート】
「用水路でしょうか、消防隊員が中に入っていきます」
捜索が難航するなか九州電力も協力して水力発電を止め、川の水位を下げて捜索しましたがこのときは見つからず。
雨で川が濁っていたことがその後も含め、発見を難しくさせた大きな理由でした。
梅雨明けで川の落ち着いた時期を狙って行われた今回の一斉捜索。
霧島市消防局の隼人分遣所長は「17日見つからなかった場合は捜索を完全に終了することも想定していた」といいます。
警察は今後、司法解剖をおこなう予定で、DNA型鑑定や歯型で身元の確認を急いでいます。