高校生が介護の技術を競う! 背景には社会問題も 鹿児島


少子高齢化が進む中、必要不可欠なもの、その技術を高校生が競いました。


【リポート 北遥希 記者】
「こちらコンテストが開かれている会場です。ステージの上で高校生が競っているのは『介護』の技術です」

南さつま市で開かれたコンテスト。日頃、「福祉」を学んでいる高校生が介護の技術で県ナンバーワンを競うものです。


【発表の様子】
「姿勢はつらくないですか?」「昨晩はよく眠れましたか?」


利用者の女性は難聴で、左の手足に麻痺があるという設定。生徒たちは目線の高さから、声をかけるむきまで意識します。細やかな配慮も欠かしません。


【龍桜高校 上村優果 さん】
「羞恥心に配慮して、本人の希望する位置にバスタオルを置いたり、転倒しないように心がけたりしました」

発表後には、介護を受ける側の体験ブースも用意されたこのイベントは、今回で13回目。開催の背景には、業界が抱える悩み「人手不足」も関係しています。


【審査副委員長 酒匂淳文 さん】
「常に不足感は感じています。職種の魅力に気づいてもらいたいのと、専門性の向上につなげてもらいたい」「一般の方ではできない介護について、考えを広めていく必要があると思う」

介護の現場で30年以上働く酒匂淳文さんも語るように、県内で介護サービスを実施する126の事業者への調査でも、6割以上が従業員の不足を感じています。

ただ年々、少子高齢化が進む中必要性は増していて、参加していた高校生らの活躍が期待されます。


【龍桜高校 山口愛奈 さん】
「人生最後まで楽しんでもらえるように、支援することができるとてもいい仕事だと思いながら勉強をしています」

【龍桜高校 米田陽依里 さん】
「施設に入ったからと言って楽しみがなくなるわけじゃない。楽しみを与えていけるような介護福祉士になりたい」

 
「KKBみんながカメラマン」