線状降水帯 猛烈な雨となった薩摩川内市は 鹿児島県内では去年8月以来


鹿児島で今年初めて線状降水帯が発生しました。
猛烈な雨が降った薩摩川内市では住宅が浸水するなど大きな被害が出ています。

九州付近に停滞する梅雨前線の影響で午前8時48分、薩摩地方に線状降水帯が発生しました。
県内での線状降水帯の発生は去年8月以来です。

県の雨量計では薩摩川内市やいちき串木野市で1時間に100ミリを超える猛烈な雨が観測されました。

【田上記者 リポート】
「薩摩川内市です。この先道路なんですが、これまでの雨で冠水してしまっています」

1時間に108ミリの猛烈な雨が降った薩摩川内市。
こちらの地域では住宅まで水が流れ込みました。

【女性】
「このデッキのちょうど、ゴミがのっている、ここぐらいまでは(水が)来てますね」

薩摩川内市が『避難指示』を出した午前8時半ごろはまだ目の前の道路は冠水していなかったようですが、気付いた時には水は目の前まで迫っていたといいます。

【女性】
Qここまで来るまでがすごく早かった?
「早かったですね、雨は小降りになっているんですけど、水かさはどんどんくる感じで」
Q感覚的にはどのくらい?
「5分とか10分とかそんな感じで。一気に来ました」

こちらの住宅では雨の影響で停電がおよそ3時間続きました。

大人の腰の高さまで水位があがり、身動きが取れなくなった住民を消防がボートで救助するなどし、薩摩川内市では一時、およそ15人が避難をしました。

【男性】
Qマンションに水は入ってきた?
「床下に入ってきたくらいです」
Qかなりの水だった?
「この地域は水が多いですね」
Qただここまでは
「初めてですね」

特に浸水被害が集中したこちらの地域。
大人の背丈の高さまで冠水しました。

【高齢男性】
Q住まわれてどのくらいで、こういうことって経験されたことはありますか?
「もう(住んで)30年くらいですけどね。ここまでは初めてでしたね」

県の危機管理課によりますと県内では薩摩川内市で床上・床下浸水が発生しているほか、各地でがけ崩れや土砂災害が起きています。

薩摩川内市樋脇町では道路が崩れ、ガードレールの支柱がむき出しに。
住民は流れ込んだ土砂の撤去作業に追われていました。

【土砂を撤去する人】
「けさの雨であっちもこっちも崩れていますよ。頑張らんと。仕方ないから」

【小田アナウンサー リポート】
「こちらががけ崩れの現場です。斜面が大きく崩れ、その勢いで街灯も傾いています。斜面のすぐ上には住宅があり、危険な状況です」

鹿児島市の武3丁目では道路脇ののり面が高さ5メートル、幅およそ20メートルに渡って崩れました。

正午過ぎ、警察に通行人から通報があったということです。

現場は通学路になっていて近くにバス停もあります。

【近くの住人】
「すごく音がして雷が鳴ったのかなと思って駐車場から出ようとしたら、なかったので、駐車場の端っこが。びっくりした。小学校に避難させていただこうと思っている」

南九州自動車道ではのり面から流れ出た土砂が道路を塞ぎ、薩摩川内水引ICと都インターの間で一時、全面通行止めとなりました。

大雨により県内6つの市と町にレベル4土砂災害危険警報が出され、いまも薩摩川内市や霧島市、姶良市などで警戒レベル4の避難指示が続いています。

 
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