米・イラン「和平合意」 戦闘終結へ 街の声からは安堵も懸念も・格安給油スタンドの苦悩はー 鹿児島


アメリカのトランプ大統領は15日、イランとの戦闘終結に向けた覚書に署名したと発表しました。
県内にも様々な影響を及ぼした中東情勢。
街の人たちからは様々な声が聞かれました。

【山崎記者】
「この3カ月半、県内でも様々な変化がありました。例えばこちらナフサを原料とした商品の変化もそのひとつです。街の皆さんは今どんなことを感じているんでしょうか」

「物価がどんどん上がっているのが年金生活には大変」
「やっぱりガソリン(代の高騰)。石油が入ってこなくなった」
「ニュースでポテトチップスの袋が白黒になる(と報道があった)」
「建築業で周りのシンナーがないとか、塗装屋さんも今も入って来ないとか、それこそ15日会議とかでそういう話も聞いた」

中東情勢の影響は皆さんそれぞれに痛みを伴う内容ですが、戦闘終結に向けた動きについては期待の声がー

「少しでも(物価が)安くなればいい」
「よかった。最初早く終わるかと思っていたが長かった」

一方で、こんな声もー

「本当かな。まだその後が分からない。生活に返ってくれば(わかるかも)」
「合意してすぐ変わってくれればいい。それを願っているところ。平和なのが一番」

そして、こちらは鹿児島市卸本町のコンビニエンスストア。
店内をのぞいてみると販売されているお菓子はカラフルなパッケージのものばかりですがー

【南九州ファミリーマート 総合企画部 有馬 由紀さん】
「メーカーから一部商品のパッケージに変更が出る可能性があるという連絡は受けている。まだ南九州ファミリーマートの商品の中には並んではいないが、時間の問題。海の向こうで起こっていることだが、これだけ強く私たちの生活の中にも影響が出ると感じられたと思う」

影を落とすのは中東情勢だけではないようで…

【南九州ファミリーマート 総合企画部有馬由紀さん】
「(中東情勢に限らず)ここ数年物価上昇の影響は非常に強く受けているなと感じる。お客様が手に取る品数だったり、お店を訪れる回数でもやはり影響は出ていると感じる」

まだ、不安もあるといいます。

【南九州ファミリーマート 総合企画部 有馬 由紀さん】
「最大限の努力をして安心感を皆様に提供できるようなお店づくりに、より一層力を入れて取り組んでいかなければいけない」

【宮城記者】
「安さを売りにしている市内のガソリンスタンド。午前中から給油の車が次々に訪れています。利用者もガソリンスタンドも中東情勢に振り回される数か月となりました。」

鹿児島市のエコスタンド、16日のレギュラーガソリンはリッター155円。
一時期に比べると落ち着きを見せていますが、3月中旬に取材した際は前の日から約30円値上がりし185円になるなど中東情勢の影響を受けてこの数か月の間に価格が乱高下しました。

【利用者】
「早く(中東情勢が)解決したら、少しは安くなるかなと思う」

その1週間後にはー

【株式会社はーもにーりんぐ社 中村 哲人統括マネージャー】
「私たちが仕入れるガソリンの値段と需給が不安定で、今回は売り切れで臨時休業した」

十分な量のガソリンを仕入れられず、普段午後9時まで営業するところ、正午過ぎに閉店する事態となりました。

その後、政府による石油備蓄放出などもあり、ガソリン価格は徐々に落ち着きを見せました。

出口が見始めた中東情勢に訪れる利用者の思いもそれぞれです。

【利用者】
「もともとの値段くらいまでは下がってほしいなとは思う」
【利用者】
「世界の事が自分たちにもつながってるんだなと思って、生活に直結しているというのをすごく感じた」

頭を悩まし続けた数か月を振り返って店のマネージャーはー

【株式会社はーもにーりんぐ社 中村 哲人統括マネージャー】
「厳しかった。毎日どうしようかと考えていた。イラン情勢が厳しくなる前と比べるとお客さん自体が少なくなっているイメージがある。(今も)節約しているお客さんもいらっしゃるのかなと思う」

戦闘終結の合意を受けて原油先物価格は下落の動きを見せていますが、お店で提供するガソリン価格についてー

【株式会社はーもにーりんぐ社 中村 哲人統括マネージャー】
「政府から今はリッター27円補助金が出ているので、(原油価格下落が)順調に進んでも、ガソリンが安くなるというより、補助金が縮小される。それ以外の不足しているナフサやエンジンオイルといったものの価格が少しずつ戻ってくるのではないかと期待している」

 
「KKBみんながカメラマン」