台風6号の影響で収穫直前のスモモの実が落ちて…鹿児島県内では停電・けが人の情報も


今年初めて鹿児島に接近した台風、けが人が出ているほか農業などに爪痕を残しています。

台風6号は2日に入って奄美地方に接近。
昼前から暴風域が無くなりましたが、いまも県内に強い風と本格的な雨をもたらしています。

【記者リポート】
「午前5時を過ぎました奄美市です。雨・風ともに非常に強く、ゴォーっという激しい音が聞こえます。台風のピークに達したと思われます」

2日未明から暴風域に入った奄美地方。
与論島では昨夜6月の観測史上1位となる最大瞬間風速35・5メートルを観測。
その与論島では浄水場の屋根の一部が破損し、雨水が水道水に混入。
今夜までは飲み水として使うことができない状態です。

【記者リポート】
「強風域に入った鹿児島市です。通勤通学の時間帯ですが人はまばらです。そして徐々に雨と風が強くなってきました」

鹿児島市内では山形屋やアミュプラザなどの商業施設が軒並み休館。
JRは在来線がすべて終日運行をとりやめ、市電・市バスも2日は始発からの計画運休を決めました。

午前10時には市内全域、およそ13万世帯に警戒レベル4の避難指示を発令しましたが、現在は解除されています。
市によると80代女性が強風にあおられ転倒し頭に軽いけがをしました。

桜島フェリー、鴨池・垂水フェリーをはじめとする海の便、離島や鹿児島空港発着の空の便も2日はほとんど欠航となりました。

(利用客)
「横浜に本当は朝の便で行くつもりだったんですけど欠航になってしまったので夜の便に飛行機を切り替えてそれすらも今、欠航するかあやしい状態ではあるんですけどとりあえず空港に来たっていう状態になります」

台風6号は鹿児島県の東のルートを進んでいます。

「外の植木鉢とかを飛ばないように移動したり、バイクとか自転車などを倉庫にしまいました」

【記者リポート】
「2年前の日向灘地震では、あちらの崖が崩れる被害が出ました。崖の上には大きな木も生えています。崖の下には一般の住宅があり奥にJRの線路が通っています」

台風が通過した後も大量の雨で地盤が緩んでいるところがあり、土砂災害にはしばらく警戒が必要です。

奄美では今年初めての台風接近による爪痕も…

【記者リポート】
「こちら奄美市の交差点です。停電の影響でしょうか。信号のライトは消えたままになっています」

行き交う車は速度を落として慎重に通っていました。
県内では一時、3万5000戸が停電し、現在も完全な復旧には至っていません。

【近隣住民】
「音はもうすごかったです。風とやっぱ雨戸にあたったりするので風が。音がすごかったですねはい」

農家ではこれからが旬の作物に被害が出ていました。

【スモモ農家 郁島武正さん】
「突っ張りをかましていたんですけど、風で落ちたんでしょうね。風が吹いても大丈夫なようにくくっておけばよかったけど」

大和村の特産品であるスモモの木がぽっきり折れています。
収穫を控えていた実も、風に負けてしましました。

【スモモ農家 郁島武正さん】
「落ちてますね。大きいのから順番に落ちてるような感じ」「落ちるともうなんもならないですねすぐひびが入って割れますので」

落ちてしまったのは全体の半分近く。
割れたものは商品価値が落ちるため、自家用でジュースにするしかないと言います。

【スモモ農家 郁島武正さん】
「あと何日かしたらばんばん収穫できる時期なんですけどね。もうちょっと(台風が)10日くらい遅れてきたら良かったんでしょうけど」

 
「KKBみんながカメラマン」