鹿児島県内は記録的な大雨 道路に大きな穴も
前線や湿った空気の影響で県内では27日、記録的な大雨となったところがありました。心配された線状降水帯は発生しませんでしたが各地で影響が出ました。
南大隅町佐多では1時間に73mmの非常に激しい雨が降ったほか、錦江町田代では1時間に56mmと5月の観測史上最大となる記録的な雨を観測しました。
【山?記者リポート】
「午前7時半過ぎのJR鹿児島中央駅前です。通勤・通学とも重なる時間帯、雨の降り方が強まってきました」
27日朝のJR鹿児島中央駅前では雨脚が強まり長靴をはく人やかばんにビニール袋を巻いて移動する人たちの姿もー大雨の影響でJRは指宿枕崎線や日南線など一部の路線で運転を見合わせました。通勤客や観光客らはー
【通勤客】
「指宿枕崎線ですね。普段はもう1本遅い電車で出ているんですけど、早めのやつに1本乗ろうかなという対策はした。今乗ってたやつも少し遅れが出てたりしたので、ちょっと大変だなと思いましたね」
【観光客(島根県から)】
「(島根県から)旅行で来てまして今から知覧のほうに行く。ちょっと心配ですが、本当は今日、桜島に行くつもりだったんですけど明日に(変更した)」
一方、こちらは鹿児島市喜入生見町。道路には水が流れ込み車は水しぶきを上げながら走行していました。被害も出ています。鹿児島市喜入前之浜町の国道226号には大きな穴がー。鹿児島国道事務所によりますと、午前6時半ごろ、路面が沈下したとみられます。現場は一時片側通行となりました。
種子島をはじめとする離島も大雨の影響を受け、種子屋久高速船やフェリーみしまなどで条件付き運航が相次いだほかフェリーはいびすかすは欠航しました。雨のピークは過ぎましたが、県内はこれまでの雨で地盤が緩んでいる所もあるため、引き続き土砂災害に注意が必要です。
九州南部はまだ“梅雨入り前”ですが、梅雨入り前の大雨で過去に被害も出ています。屋久島では7年前の5月18日に豪雨のため、300人近い登山客が孤立しました。去年も梅雨入り前の3月27日に屋久島町尾之間で、1時間に118mmの猛烈な雨を記録、観測史上最大となりました。停電や住宅の浸水被害も出ました。11年前は肝付町で梅雨入りの1カ月以上前に記録的短時間大雨情報が出て、1時間に121mmの猛烈な雨を観測しました。
27日、台風6号も発生し、気の抜けない日が続きそうです。