震度5 強の与論島 体育館の天井はがれ商店では割れたボトルが散乱 気象台「今後1週間程度は同程度の地震に注意」
20日正午前、沖縄本島近海を震源とする地震があり、与論島で最大震度5強を観測しました。
島内では被害も出ています。
午前11時46分ごろ沖縄本島近海を震源とする地震があり与論町で最大震度5強、沖永良部島 知名町で震度5弱を観測しました。
震源の深さはおよそ50キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5・9と推定されています。
震度4を観測した和泊町に設置しているKKB情報カメラの映像です。
画面が左右に大きく揺れ、横揺れは10秒ほど続きました。
こちらは震度5強を観測した与論町にある総合体育館、砂美地来館です。
25枚ほどでしょうか。天井のパネルが剥がれ落ち床には破片も散乱。
天井には穴が開き落ちてきそうなパネルも映っています。
与論町役場によりますとパネル1枚あたりの大きさは畳1畳ほどあるということですが、20日は休館日で館内に人はおらず、けが人はいなかったということです。
一方、与論町茶花の商店街にある ワインショップなどでは陳列していた商品が棚から落ちて割れる被害も確認されています。
同じ与論町茶花にあるこちらのスーパーでも多くのワインボトルが割れて散乱。
棚から商品が落ち、通路に散らばっています。
県によりますとこの地震によるけが人は確認されていません。
沖縄本島近海を震源とする地震は2008年にも発生していて、与論町で震度5弱を観測し、ホテルの壁の一部がはがれ落ちるなどの被害が出ました。
なお、沖縄本島近海を震源とする地震で震度5強以上の揺れを観測するのは初めてです。
突然襲った大きな揺れに住民からは驚きの声が聞かれました。
与論町の商店街にあるワインショップでは震度5強の揺れで商品に被害が出ました。
【メゾンシナハ店主 ブワジョル淳子さん】
「ドンという揺れがありましたので、一瞬ちょっとびっくりしましたけれども、そのあと揺れが2〜3秒ありましたのでちょっと大きな揺れだなと思いまして、すぐテーブルの下に隠れました」
(お店の様子は?)
「お店は、棚に縦置きで陳列をしているんですけど120本くらい陳列している中の5〜6本が落ちて割れておりました」
(恐怖や不安は?)
「そうですね。どちらかと言えば地震でというよりは、このあとの津波が起きたらどうしようという、どう行動しようかなというほうが大きかったです」
こちらのホームセンターでも
【ニシムタ FC与論店川畑 佑樹店長】
「外からでもわかるような建物が横揺れはげしいという感じでして店内の方では、商品の棚が、棚の商品が結構落ちてしまって、お酒のコーナーは水浸しになるくらいの大量の商品が落ちて被害があるという感じでした」
「(焼酎やワインなど)憶測で40〜50本くらいかなという気がしましたね。与論でこんだけ大きい地震ってなかなかないものですからまた来ても大丈夫なように店の方でも対策をやっていきたいなと思います」
児童100人が通う与論小学校は、4時間目の授業中でした。
【与論小学校 荒殿博昭校長】
「1回ズンと大きな揺れがありまして、縦に揺れたと思うんですが、その後横の揺れが10秒間ぐらい続いた感じです。各教室で机の下にもぐるなどしてしばらく待機しまして、その後、揺れが収まったあと校庭に避難をしました」
児童や教職員にけがはなかったということです。
一方、震度4を観測した和泊町では、コンクリート3階建ての病院でも揺れを感じたと言います。
【和泊町朝戸医院 朝戸末男院長】
「ぐらっと数秒間揺れただけで棚から物が落ちたということはなかったです」
(Q患者さんスタッフは)
「みんなびっくりはしてますけど特に慌てる様子もなくなり過ごしました」
(Q過去にこんな揺れは?)
「いやあ、ここ数年数十年こんな揺れは経験していないですね」
この地震を受け、気象庁は今後1週間程度は同じ規模の地震に注意するよう呼びかけています。
(気象庁)
「(今後)1週間程度、特に2日か3日間の程度は最大震度5強程度の地震に注意してください」
与論島で最大震度5強を観測した地震について気象庁は会見を開き今後1週間程度は同じ規模の地震に注意するよう呼びかけています。
(気象庁)
「地震が起こった直後というのは結構地震が起きやすいような同じ程度の最大震度5程度の揺れがあるものとして過ごしていただきたいと思います」
気象庁は日頃からの地震への備えとして改めて、家具の固定や避難場所・避難経路などの再確認をするよう強調しました。
「これから夜になってくると当然寝室で休まれますので家具が転倒してこないような場所でお休みになられること、あとは避難経路、ブロック塀がそばにないかとこですね。そういうのをちょっと注意していただいてこれからの時間をお過ごしいただけれたらと思います。まずは周辺に危険なものがないかということを特に注意して欲しいなと思います」
今月3日に梅雨入りした奄美地方。
21日は梅雨空が戻る見込みで、気象庁は「揺れの強かった地域では落石やがけ崩れなどの危険性がある」としています。
「地震によってこの辺はダメージを受けていますからそこに水がしみ込んだりした場合というのは普段よりも弱い、また今後余震等で今弱い揺れでも特にそのがけ崩れとか起きやすくなりますよね。そういう点ではそばにがけがないかとかそういう場所とか特に注意してほしいと思います。特に雨の心配をする場合はですね。」