トランプ大統領がホルムズ海峡の「逆封鎖」を表明 かつお節業界にトリプルパンチ 鹿児島


続いては混乱が続く中東情勢、トランプ大統領が表明したホルムズ海峡の『逆封鎖』が始まりました。
こうした不安定な中東情勢の影響がかつお節にも広がっています。

かつお節の名産地の一つ指宿市。影響はここにも及んでいます。

【三福水産 三福 盛高代表取締役】
「いままで通りにどんどんどんどん生産していると在庫が減っていくから減産ですよ。完全に。1割から1.5割くらい減産している」

年間1千トン以上を生産するかつお節工場で起きているのは、この道47年の三福さんも経験したことがないという事態です。

【三福水産 三福 盛高代表取締役】
「カツオが4割くらい上がって重油が35%くらい上がって」「(商品を)ビニール袋に入れないといけない。包装代が3割くらい上がったと聞いてる」

業界を襲っている「三重苦」は、漁船の燃料費高騰などによるカツオの値上がり。
石油を原料とするパッケージ用ビニールの高騰。
そして、工場で使う燃料の高騰です。

【北記者】
「影響が出ているのは、こちらの行程です。湯気が出ている下では、生のカツオを煮る作業が行われています」

欠かせない行程の1つ「煮熟」は、2時間以上お湯でカツオを煮る作業です。お湯を温めるのには高騰が続く重油が使われています。

この工場で1カ月に使用するのは約9000L。
3月は前の月と比べて燃料費が40万円以上高くなったと言います。
それでも、「すぐ値上げ」とはいかず困っています。

【三福水産 三福 盛高代表取締役】
「あまりにも急激に上がりすぎているから値段を設定するのも非常にやりにくい。(値上げしたい分の)2、3割を価格転嫁した」

三福さんは、国や県に燃料費の補助などを求めたいとしています。

【三福水産 三福 盛高代表取締役】
「日本の食文化を守ってる。(鰹節は)なくてはならない商材。早く終息してほしいし、ホルムズ海峡も無料で通過してほしい」

 
「KKBみんながカメラマン」