鹿児島初の夜間中学で入学式 それぞれの事情を乗り越え「学び直したい」
開校から1年となる夜間中学「県立いろは中学校」で入学式が行われ、新入生が新たな一歩を踏み出しました。
【新入生代表 西心美さん】
「私たちは今、さまざまな背景を抱えながら、それぞれに志を持ってここに集まっています」
県内初の夜間中学として、去年、鹿児島市に開校した「県立いろは中学校」。
9日に入学式が行われ、今年度は10代から70代の12人が仲間入りしました。
「夜間中学」はさまざまな理由で十分に義務教育を受けられなかった人たちの学びの場です。
【新入生代表 西心美さん】
「(入学したのは)事情があって小学生のころから学校に通えず、学力が不足してしまっているので、一から勉強の基礎を学び直したいと思ったからです」
式では、1年間、学校で学んできた在校生から歓迎の言葉がおくられました。
【在校生代表 谷村心瞳さん】
「年齢や立場の違いをこえてお互いの経験を分かち合い、助け合えるのがこの学校のすばらしいところです」
校長からはこんなユニークな式辞も。
【いろは中学校 加藤淳一校長】
「『色多き ロマンあふれる 春の宵』。(拍手)おっありがとうございます」
これから始まる学校生活の抱負は…。
【新入生】
「すがすがしい気分。どうにかこうにか勉強して、大学は無理かもしれないが、高校までは行きたい」
「白バイ(隊員)に将来なりたくて、そのためには勉強が必要なのでやり直したいと思った。学校行事とかにも参加して青春をつくりたい」
開校2年目の春。
新入生を迎え、全校生徒は29人となりました。