値上がりの波に仕入れ制限も クリーニング店「物が入ってこなくなる…」鹿児島


原油を精製して作られる石油製品の割合です。

ガソリンはもちろん物流を担うトラックの原料となる軽油や船の燃料として使われる重油など私たちの生活を支える多くの燃料が中東に依存しているのがわかります。

このうち10%しかとれないナフサはプラスチックや合成性繊維など多くの日用品の原料となるものです。

ナフサから作られる石油製品を多く扱うクリーニング店は今、繁忙期を迎えています。

しかし必要な製品の仕入れが制限されるなどの影響が出てきています。

【白晴舎 クリーニング師 木村 和代さん】
「桜が咲き始めたらもっと増えて来るんじゃないかなと」

1年で最も忙しい時期を迎えているクリーニング店。

石油備蓄の放出の一報を受けて少し安心したと話しますが、足元には値上げの波が押し寄せています。

【白晴舎 クリーニング師 木村 和代さん】
「今月からうちの店で使ってるハンガーは1割あがってます。石油由来で作ってるビニール系は全部。今のところ値段は上がってないんですけど、昔からすると厚みを薄く作ってると(仕入れ業者が)仰ってました」

そしてクリーニング店で欠かせないのが温風や温水、スチームなど、これもまた石油などを精製してできるガスを使っています。

【白晴舎 クリーニング師 木村 和代さん】
「全部ガスを使って蒸気をボイラーで炊いて全ての機械につながっている感じです。(ガスの値段が)上がってて…、どこまで上がるんでしょうね…1、2、3枚を一緒に」

1枚のビニールにシャツをまとめて包装するなど値上げに対する対策を行うなか、ハンガーなどの仕入れ業者からは25日、「安定的な供給が難しいため仕入れを制限する」と伝えられました。

【白晴舎 クリーニング師 木村 和代さん】
「物が入ってこなくなることが一番かな、石油を使うものをいっぱい使ってるのでそこの供給がストップしてしまうとお店として全く動けなくなってしまうという不安があります」

商品価格の値上げはしばらくは考えていないと話しますが、検討をしなくてはいけないという状況に。

石油製品の値上げに加え供給の不安定さが経営に追い打ちをかけています。

 
「KKBみんながカメラマン」