RSウイルス母子免疫ワクチン 定期接種に 子育て世代の負担軽減と正しい理解を 鹿児島


続いては乳児が感染すると重症化する恐れのあるRSウイルス感染症について。
乳児を守るワクチンが来月から原則無料、定期接種の対象になりました。

乳幼児ほぼ全員が2歳までに一度は感染すると言われているRSウイルス感染症。

軽症の場合は発熱や咳など風邪のような症状で数日で回復しますが、初めて感染した乳幼児の約3割は呼吸困難、気管支炎などに陥るといいます。

実際に子どもが感染したという保護者はー。
「夜はあんまり眠れないですよね。咳がすごくてきつそうだったのはすごく覚えてるので、怖い病気だなとは思う」

生後6カ月以内の赤ちゃんや肺や心臓に基礎疾患のある人が感染すると肺炎などの重症化に繋がりやすい病気です。

治療法は基本的に対症療法ですが、2年前から妊婦さんを対象とした母子免疫ワクチンの任意接種が始まっています。

日本小児科学会によるとこのワクチンは妊娠24週から36週の間に1回接種すると生後半年までに重症化する乳児の数が減少することが確認されています。

しかし、ワクチンをめぐってはSNSなどで様々な情報が広がり不安を感じる人も少なくないようです。

【愛育病院 榎園 祐治医師】
「RSウイルスだけでなく、普段の診療でもいい加減なSNSの情報は絶対うのみにしない。必要があればしかるべき医療機関が出したメッセージを見てください。赤ちゃんには全然影響ないと言われている。お母さんの局所の副反応、注射したとこがろ赤くなったり少し腫れたり痛みがあったり、それは少しあるが、他のワクチンと同じ頻度だから」

ワクチンの案内は受けたものの、ある理由で接種をためらった人も。
「周りの友達に聞いたら(接種を)結構してないという子が多かった。みんな料金が高いからっていうのが理由」

課題となっているのが高額な接種費用、自費で約3万円かかると言います。

こうした中、国は来月からこのワクチンを原則無料の定期接種化する方針で、医療現場からも期待の声が聞かれます。

【愛育病院 榎園 祐治医師】
「やっぱり接種率向上ですね。全国を見ても接種率が高いのはやはり中央。多分収入の多い所は接種率がすごく高いんですよね」

「とってもすごくいいことだと思うし、もっと色々と助成とかあればいいなと思う」

定期接種の対象は妊娠28週から36週6日までの人です。

厚生労働省は基礎疾患がある人などはかかりつけの産婦人科医に事前に相談するよう呼びかけています。

 
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