ALS患者の死亡めぐる裁判 和解成立 遺族に賠償金約4200万円
7年前に鹿児島市の病院で起きたALS患者の死亡をめぐって遺族と病院が争っていた裁判で3日正式に和解が成立しました。
【原告(死亡した女性の長男) 山内廣太郎 さん】
「医療は尊い仕事。だからこそ組織としての確実な管理と管理監督者の責任の所在は明確でなければならない。母の命を無駄にしないでほしい」
裁判は、7年前鹿児島市の田上記念病院で国指定の難病=ALSの入院患者が死亡したのは、病院側の過失によるものだとして遺族が医療法人みらいを訴えていたものです。
訴状によりますと、当時、67歳の女性は、全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病ALSで入院中に装着していた人工呼吸器が1時間近く外れ、およそ20日後に死亡したということです。
原告は、看護師がたんを吸引する際、不必要に人工呼吸器を外していたことなどが事故の原因と主張していました。
3日成立した和解には医療法人がおよそ4200万円の賠償金を支払うことなどが盛り込まれています。
【原告(死亡した女性の長男) 山内廣太郎 さん】
「みなさんの家族であったり、大切な人もやっぱり鹿児島の病院にお世話になる。県民が目を光らせてこうしたことを許さない風土を作ってほしい」