裁判 男に拘禁刑3年の実刑判決 霧島市・飲酒運転死亡事故


 去年10月、霧島市で飲酒運転の車に女性がひかれて死亡した事故で、運転していた男に拘禁刑3年の実刑判決が言い渡されました。

 酒気帯び運転と過失運転致死の罪に問われているのは、霧島市隼人町見次の飲食業牧野寛斎被告(38)です。
起訴状などによりますと牧野被告は去年10月、霧島市内の飲食店でビールやハイボールなど約10杯を飲んで運転。道路脇でしゃがんでいた山下向日葵さん(24)をはねて死亡させたとされています。

 牧野被告は初公判で起訴内容を認め、検察側は拘禁刑4年を求刑、弁護側は執行猶予付きの判決を求めました。

 鹿児島地裁加治木支部の久保雅志裁判官は、20日の判決で「事故後のアルコール濃度は基準値の3倍超で犯行は悪質。24歳という若さで命を奪われた被害者や遺族の絶望は察するにあまりある」などとして、拘禁刑3年の実刑判決を言い渡しました。

 この事故で愛娘を亡くした父・尚文さんは判決後に取材に応じました。

 【山下向日葵さんの父・尚文さん】
「一人の命が亡くなったことに対しての刑罰というところでは釣り合いがとれない。納得がいかない気持ちは変わらない」

 1週間前の今月13日は向日葵さんの誕生日。25歳を迎えるはずでした。

 【山下向日葵さんの父・尚文さん】
「家族でお祝いはしましたけど、その場に本人がいないということに対しては、初めて娘がいない中で誕生日を迎えたので辛かった。正直。家族全員辛かった」

 県警のまとめでは去年1年間、県内では飲酒運転による事故が29件あり、向日葵さんを含む4人が亡くなっています。

 【山下向日葵さんの父・尚文さん】
「飲酒運転が招く悲惨な事故というのは今後、根絶させていかなくてはならないといま強く感じている。今後、そういう事故を見たくもないですし、聞きたくもない。同じ思いをされる方をつくってはいけないと思っている」

 
「KKBみんながカメラマン」