指宿市山川港にクルーズ船が初来航 


 指宿市の山川港に初めてクルーズ船がやってきました。地元関係者の努力が実った「悲願」の来航です。

 指宿市の山川港に姿を見せたのは乗員乗客合わせて約600人を乗せた「バイキング・エデン」でも、停泊したのは山川港の…沖です。

 漁港である山川港は岸壁の高さや水深が規定に足りず、クルーズ船のまま接岸はできません。そこで、テンダーボートに乗り換えて上陸します。

 その様子、遠い所から見るとこんな感じ――。
先導するのは大漁旗をたなびかせた漁船です。マリンポートや北ふ頭への寄港では、南薩地域の観光まで足を運んでもらえない悩みがありました。

 この現状を何とかしたい。
観光業だけではなく、自治体や漁業関係者など多くの関係者が、時に対立する利害をも乗り越えるためにかかった時間は約16年――。
やっとの思いで成し遂げたクルーズ船の初寄港です。

 【山川町漁業協同組合 鮫島祐藏代表理事組合長】
「漁港にクルーズ船が来るという事で、漁業というのを前面に押し出そうということでありったけの大漁旗を出しました」
 【園児】
「大きかった」
「(船の中はどんな感じ?)かわいい感じ」

 【水産庁海業振興室 染川洋室長】
「山川漁港では海業という取り組みを進めている。海業というのは、ここにある漁村とか漁港とか地域資源を有効に活用して賑わいを生み出す。これが水産業の発展に繋がっていって、漁業者の所得向上とか地域の発展に繋がっていけばいいと思う」



 そんなクルーズ船ですが、寄港が増えている県内でも需要を喚起しようと、海外のクルーズ船運航会社が、鹿児島市でセミナーを開きました。

 旅行会社などに向けてセミナーを開いたのは、スイスに本社を置く海運会社=「MSCクルーズ」です。
県内では去年、クルーズ船の寄港が過去最多を更新していて、利用客をさらに増やそうと開かれました。

 【参加者(旅行会社)】
「(円安で)なかなか海外旅行とかできない状況。旅行代金としてある程度抑えられるのであれば非常に良い販売経路になる」

 クルーズ船は「動くリゾートホテル」をコンセプトに、海外ではファミリー層も多く利用していることなどが紹介されました。

 
「KKBみんながカメラマン」