おととし鹿児島市で4人死傷事故 85歳の女 禁錮3年執行猶予付き
おととし、鹿児島市で車を運転し、4人を死傷させた85歳の女の裁判で、鹿児島地裁は禁錮3年執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。
起訴状などによりますと鹿児島市の無職・吉崎順子被告はおととし、車を時速15キロから20キロで走行させ交差点を右折する際、ブレーキとアクセルを踏み間違え、横断歩道や歩道上にいた男女4人をはね、37歳の男性を死亡させたとされています。
この男性のほか3人が重傷を負い、40代の女性は脳に後遺症を負いました。
これまでの裁判で吉崎被告は起訴内容を認めていて、刑の重さ=量刑が争点となっていました。
検察側は「直近10年で5回の人身・物損事故を起こしており起こるべくして起きた事故」と指摘し、禁錮3年6カ月を求刑していた一方、弁護側は執行猶予付きの判決を求めていました。
迎えた15日の判決。
鹿児島地裁の小泉満理子裁判長は、「被害が極めて重大なのは明らか。夫を目の前で失った妻の苦しみは察するに余りがある」と述べた一方で、検察側が指摘した人身事故は8年前であることや、吉崎被告が事故の2週間前に適性検査を経て、運転免許を更新していたことなどから「免許を返納しなかったことを直ちに非難することはできない」として、禁錮3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。
※吉崎被告の崎は「たつさき」