県警 「変わりつつあるのは間違いない」 来年の運営指針 県民の期待に応える


 今年も現職警察官の不祥事が相次いだ県警が来年の運営指針を発表。
県警の体質について「変わりつつあるのは間違いない」としています。

 今年最後の定例会見を開いた県警は、来年の基本的な方向性を示す運営指針について相次ぐ不祥事を受けて掲げた今年の「県民の信頼を取り戻す」から「県民の期待に応える」に改めます。
ただ、今年も去年を上回る6人の現職警察官が懲戒処分を受けるなど、不祥事が止まない現状もあります。新たな指針に関する質問にこう答えました。

【県警 安達裕也 警務部長】
「昨年からやや再発防止対策のプライオリティが下がったようにみえるかもしれませんが、決してそんなことはなく優先順位は落ちていないということは強調したい」

 県警は去年8月から掲げている再発防止策について「一定の成果はあった」と評価するも、県民の信頼を回復するには至っていないとしています。

【県警 安達 裕也 警務部長】
「一定の成果があるのは間違いない。一方で結果が出ていないのは残念で忸怩たる思いを持ってる。変わりつつあるのは間違いないと思ってる。県民の信頼を回復できるよう邁進してまいりたい」

 なお、県警は来年うそ電話詐欺やトクリュウなどの組織犯罪への対策強化を進めるとしています。

 
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