フィリピンから窃盗事件に関与 トクリュウ幹部 懲役2年6カ月の実刑判決


匿名・流動型犯罪グループいわゆる「トクリュウ」の一員として、窃盗の罪に問われた男の裁判で、鹿児島地裁は懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡しました。

起訴状などによりますと、窃盗の罪に問われている重松英史被告は、2019年に京都府で現金およそ100万円などが盗まれた事件に、フィリピンから犯行グループの一員として関与したとされています。
検察側は組織の中心的な構成員であることや、犯罪予防の観点からも厳罰の必要性があるとして、懲役4年を求刑。
弁護側は執行猶予付きの判決を求めていました。
鹿児島地裁の川口洋平裁判官は、「組織的、職業的な犯行で悪質。リクルーター役などでかかわった被告の責任は末端とは一線を画して重く、実刑は免れない」などとして、懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡しました。

 
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