日銀の景気判断3年10カ月ぶりに「引き下げ」 鹿児島


日本銀行鹿児島支店は県内全体の景気判断を3年10カ月ぶりに引き下げました。

●矢野支店長
「過去数カ月の動き、またそれに伴うヒアリング情勢を加味すると、少しこのタイミングで判断を引き下げておいたほうがフェアなんじゃないかと」

日銀鹿児島支店は、食料品の値上げなどの影響で消費者に節約志向の高まりがみられるとして、個人消費の判断を「緩やかに回復している」から「底堅く推移している」と、3年10カ月ぶりに引き下げました。

これに合わせて、全体の景気判断も「一部に弱めの動きもみられるが緩やかに回復している」と引き下げました。

一方、鹿児島と上海を結ぶ定期便が欠航となるなど、観光産業の先行きについてはー。

●矢野支店長
「自然災害の影響自体はこれは方向としては回復基調です。(今年は)万博でお客さんがそっちに集中する。その影響ももはや剥落している。全体として方向はどっちかとして引き下げ方向かと言われれば、そんなことはないんじゃないか」

 
「KKBみんながカメラマン」