【異常】カキ大量死の余波…県内にも 鹿児島
冬の味覚と言えば、牡蠣を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
今年は瀬戸内海を中心に養殖のカキが大量死していてその影響が県内にも及んできそうです。
今年は養殖カキの生産量日本一の広島県など、瀬戸内海を中心に水温の上昇などにより養殖カキの大量死が起き、供給が激減する異常事態となっています。
チラシ鹿児島市のこのホテルでは、10年近く前からカキ料理を提供し、忘年会シーズンのこの時期、「焼きカキ」や「カキ鍋」と言った旬のカキ料理目当ての利用を見込んでいます。
■ホテルユニオン淵村文一郎社長
「今現在は冷凍のカキ、今年の春に実入りがいい状態で取ったカキを冷凍して送っていただいて、そのカキを使ってご提供しているというところでございます」
ただ懸念しているのは今後の養殖カキの供給です。
【ホテルユニオン淵村文一郎社長】
Q今後の見通しは?
「例年と同じように供給されるのかどうかと、そこが少し心配なところではあるんですが」
ホテルでは現在、今年3月に瀬戸内海でとれた「冷凍カキ」を仕入れていますが、例年と違って今シーズンはまだ鮮度の高い「生カキ」を仕入れることができずにいます。
【ホテルユニオン淵村文一郎社長】
「長崎とか、その他の所はけっこう豊作ということも聞いておりますのでそのあたりの状況を確認しながら来季に向けては取り組んでいきたいというふうに思っています」
いまは瀬戸内海以外の産地から仕入れることを検討していて、メニューの値上げなどは考えていませんが、今後の仕入れ状況を注視したいとしています。