障がいは「個性」で「ギフト」 落語家の柳家花禄さんが種子島で講演


発達障がいという特性を活かして活躍する落語家・柳家花緑さんが種子島で講演しました。
同じ障がいを持つ子どもや保護者に語りかけた言葉とは?

(落語家 柳家花緑さん)
「寿限無(じゅげむ)寿限無、五劫(ごこう)のすりきれ…」

落語家の柳家花緑さん。
先日、中種子町で講演しました。

(落語家 柳家花緑さん)
「発達障がいは僕がもっているADHDとLDという識字障害という僕は2つ症状をもっているんですけど、昨今、発達障害で悩まれている方が多いというので(発達障がいは)個人個人で重度もあれば軽度もあって症状は違うんですが、少しでも力になればいいなと思ってお話します」

子どものころから集中力を欠く特性があり勉強も苦手だった花緑さん。
同じ障がいを持つ子どもや保護者を前に披露したのは前向きなエピソード。
その“特性や個性”が噺家という職業にいかせたといいます。

(落語家 柳家花緑さん)
「おしゃべりが止まりません。これはADHDというものの特徴の1つです」
「授業中にしゃべってしまうのでマイナスですが、僕は落語家ですから人前で何時間でもしゃべれるのはプラスになりました」

人と違うことで、時に戸惑うこともある…花緑さんが参加者に贈った言葉とは―。

(落語家 柳家花緑さん)
「ものの発想を変えるっていうことで大きく変わります。発達障害は悪くないです。僕に言わせるとギフトもらったねってことです。だからその子の才能を見つけましょう」
「人に喜ばれることをやることをお子さんにさせていくといいです。そうしたらその子がちゃんと食べていけます。生きていけます」

より良く生きるヒントになったようです。

 
「KKBみんながカメラマン」