中国海軍の空母が鹿児島県・喜界沖を航行 自衛隊機にレーダー照射を行った戦闘機を艦載


今月7日、自衛隊機に対してレーダー照射を行った戦闘機を艦載した中国海軍の空母が鹿児島県の喜界沖を航行しているのを海上自衛隊が確認しました。

統合幕僚監部によりますと、喜界沖での航行が確認されたのは、中国海軍のクズネツォフ級空母「遼寧」とレンハイ級ミサイル駆逐艦、そしてルーヤン3級ミサイル駆逐艦2隻のあわせて4隻です。

4隻は今月7日に、沖縄本島と南大東島との間の海域を北東方向に進み、その後、喜界島の東およそ190キロの海域を東に航行したということです。

空母「遼寧」には今月6日に航空自衛隊のF‐15戦闘機に対してレーダー照射を行った戦闘機が艦載されていて、海上自衛隊は今月6日に「遼寧」から戦闘機とヘリの発着艦をおよそ50回、7日に戦闘機などの発着艦をおよそ50回確認しています。

これを受けて防衛省は航空自衛隊の戦闘機を緊急発進させるなどの対応を行ったということです。

日本政府は今回のレーダー照射を受けて、中国側に厳重に抗議し、再発防止を厳重に申し入れています。

 
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